株式会社GIRONは、主にビジネス相談を投稿し、ユーザー同士で議論しながら解決を目指せるアプリ「GIRON」iOS版を2019年4月にリリース(Android版は21年12月)。

のちに、趣味やライフスタイルなどの投稿もできるようになり、1万人以上のユーザーが2730件のトピックについて3万件以上のコメントを寄せました。

そんなGIRONを大幅リニューアルして登場したのが「RippleTalk」です。

日常の疑問を最大8人で議論

「RippleTalk」は、日常で感じた課題や疑問などをトピックとして議論できるアプリ。1つのトピックに対して8名という参加人数制限により、濃密な話し合いの時間を創出します。

また、対話内容などに応じたギフティング(アプリ内通貨のプレゼント)機能もあり、トピック解決への貢献度を実感できるのも特徴です。

さらに、GIRONから引き継ぐバランスの良いユーザー属性もポイント。社会人の見識と学生のフレッシュさが新しい感覚の交流と集合知を生むかもしれません。

個人と企業の対話を生む機能も

「RippleTalk」には、個人と企業の対話を生む「スポンサードトピック(仮称)」という機能が実装されるようです。

この機能では、企業のトピック投稿で新製品に関するアイデア募集や市場調査を目的としたアンケート、実際にユーザーに試してもらうモニタリングなどを実施可能。企業は、消費者の生の声や潜在ニーズなどを得られるといいます。

初年度はテストリリースとして30社の利用を目標とし、3年後には月1000社以上の利用を目指すとのことです。

さまざまな意見を発見!

実際に「RippleTalk」を見てみました。

トピックとして、「あなたが感動したキャッチコピーは?」や「幸せとは」、「長文を読みやすくするにはどうすればいい?」などちょっとした関心事から哲学的な問い、ビジネスや学習に関する質問といったものが並んでいます。

コメントを見てみると、たとえば「社会人って世間知ってるんすか?」というトピックに対し、“そもそも世間とは”と説明から入る意見などがありました。読んでいて「なるほど」となる意見が多かった印象です。

このようなトピックに興味はあるけれど、いきなりコメントしづらいという人は、読み物として読んでみるのもいいかもしれません。さまざまな参加者の考えを知ることには価値がありそうです。

なお、トピックは画面上部のカテゴリー(ビジネス・時事・人間関係・趣味など)で絞り込めます。

(文・Higuchi)