しばらく続いていたスニーカーブームもようやく落ち着き、いままた革靴の気分が高まってきている。『2nd(セカンド)』2022年11月号 Vol.188の特集は「革靴からはじめる、秋ファッション」だ。
2ndの特集号「革靴からはじめる、秋ファッション」
特集号では、常日頃から「断然革靴派」を謳いつづけてきた『2nd(セカンド)』が、今季の注目作や、革靴が主役の着こなしを紹介する。
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『2nd(セカンド)』2022年11月号/第一特集 革靴からはじめる、秋ファッション。
業界人のローファースナップ
カジュアルスタイルには大人としての品の良さを、ドレススタイルにはほどよいヌケ感をもたらすローファー。どんなスタイルにも合わせられるからこそ、ファッション業界人たちはこのローファーという靴の扱い方に気を配っている。そこで、彼らには「ドレススタイル」と「カジュアルスタイル」というふたつのテーマに沿った、お気に入りローファーの履き分けテクニックを見せてもらった。
アナトミカの山根領太(やまねりょうた)さんは、ドレススタイルにはエレガントな雰囲気のあるコードバンの靴を、リネンなど天然素材の服を着ることが多いというカジュアルスタイルにはアーシーなオイルドレザーのローファーを。見事な素材によっての履き分けを見せてくれた。
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『2nd(セカンド)』2022年11月号/業界人のローファースナップ
奥深き木型の世界を知る
革靴を形作るうえで核となる要素にも関わらず、実はあまり知られていない木型。国によってその特徴が違っていたり、木型の歴史において大きなターニングポイントになった傑作木型があったりと、知る機会が少ないだけで実は奥深くて楽しい世界なのだ。
解説してくれるのは木型職人であり、革靴ブランド「HARROGATE(ハロゲイト)」デザイナーでもある松田哲弥(まつだてつや)さん。これまでにおよそ100以上ものブランドの木型製作を請け負い、日本一木型に詳しいといっても過言ではない彼が、木型の基礎知識から木型目線で選ぶ名作革靴など、根掘り葉掘り教えてくれた。おそらく木型のことをここまで深掘りした企画は雑誌史上初では?
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『2nd(セカンド)』2022年11月号/奥深き木型の世界。
今月の気になる革靴トピックス
日夜リサーチを重ねて集めた革靴のなかから、特に要注目のネタを厳選。
今季の「Alden(オールデン)」別注や、沈没船のなかから見つかったという幻のロシアンカーフを再現した革「ハッチグレイン」と「ユタカーフ」について、「Timberland(ティンバーランド)」の名作「3アイクラシックラグ」の新色などなど。
今季買いたい革靴を探すためのショッピングカタログとして使うもよし、革靴の知識を深めるための参考書として使うもよし。とにかくどこよりも濃い計14の革靴ネタが詰まった永久保存版的コンテンツだ。
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『2nd(セカンド)』2022年11月号/今月の気になる革靴トピックス。
ファッションを楽しむ秋の季節がもうすぐそこまできている。今季は革靴を軸にコーディネイトを考えてみるのもいいのでは。
(IKKI)