攻め方を変えて好転

私は潮が流れなくなったのに合わせ、攻め方を変える。これまでゲストのアタリに翻弄され、カワハギの活性の低さにアジャストできずに誘い過ぎていたのを止め、誘いは極力小さく静に止める。

相模湾の船カワハギ釣りで20cm超え中心に7尾 誘い過ぎにご注意を苦労の末に手にした初カワハギ(提供:週刊つりニュース関東版APC・田中義博)

さらに、ステイさせる場所も根と砂地の境に的を絞り、長めのロングステイへとチェンジ。すると、9時に初顔を拝むと、今までの不調が嘘のように本命のアタリをとらえ、11時の沖上がりまでに二見さんと同数の7尾まで数を伸ばすことができた。

本格シーズン間近

梶ヶ谷船長に今後の展望を聞くと「産卵からの回復個体も多くなってきたのは好材料です。ただ、沿岸域の水温もまだ高めですし、今日は潮の濁りもきつかった。もう少し時期が進み水温が低下すれば、エサの追いも活発になるでしょうし、そのころには小型カワハギも出てくると思います。小型の姿が増えれば、短時間でも十分に楽しめると思いますよ。ポイントも近場ですし、気軽に楽しめる本格的なシーズンはもうすぐそこです。ぜひ、遊びに来てください」と締めくくってくれた。

食味を堪能

相模湾の船カワハギ釣りで20cm超え中心に7尾 誘い過ぎにご注意を薄作りは絶品(提供:週刊つりニュース関東版APC・田中義博)

カワハギの魅力は、ハリ掛かりまでの魚との駆け引きだけでなく、釣った後も上品な白身が持つ甘く繊細な身質と、これからの時期は濃厚な肝の食味のよさもある。そんな釣り人の特権を長井沖のカワハギで貴方も味わってみてはいかがだろう。※午後船は休船中。

相模湾の船カワハギ釣りで20cm超え中心に7尾 誘い過ぎにご注意を糸造りの和え物も美味(提供:週刊つりニュース関東版APC・田中義博)

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<週刊つりニュース関東版APC・田中義博/TSURINEWS編>

▼この釣り船について
儀兵衛丸
出船場所:長井
この記事は『週刊つりニュース関東版』2022年9月9日号に掲載された記事を再編集したものになります。
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