マイケル・オルンガ(ケニア)
所属Jリーグクラブ
- 柏レイソル(2018-2020)
柏レイソルに所属していた3年間で、72試合58得点と驚異的な得点力を見せたマイケル・オルンガ。ケニア人初のJリーガーとして、加入当初より注目された選手でもあった。
初年(2018年)は大きなブレイクはなく、シーズン途中加入ということとチームが残留争いの只中ということもあってか、10試合3得点という数字に終わる。しかし、2年目以降は出場機会を確保すると持ち前の身体能力と得点力を遺憾なく発揮。高さ、速さ、しなやかさを武器に2019年はJ2で30試合27得点でチームの昇格に貢献。2020シーズンJ1に舞台を変えても32試合28得点と、変わらず圧倒的な攻撃力を見せつけた。
残念ながらJリーグで活躍した他のストライカーと同様、2021年に中東のクラブ(アル・ドゥハイル)へ移籍してしまったが、近年最も印象深く、他クラブの選手やサポーターにとっては畏怖の対象となった選手と言える。
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ピーター・ウタカ(ナイジェリア)
所属Jリーグクラブ
- 清水エスパルス(2015-2016)
- サンフレッチェ広島(2017)
- FC東京(2017レンタル移籍)
- 徳島ヴォルティス(2018)
- ヴァンフォーレ甲府(2019)
- 京都サンガ(2020-)
実に6つものJリーグクラブを渡り歩き、昨2021シーズンまででJ1、J2で合計224試合105得点と、今やJリーグを代表するストライカーの1人となったピーター・ウタカ。Jリーグ参入前には中国リーグにおいても3クラブでプレーしており、アジアのサッカーをよく知るアフリカ出身の選手でもある。Jリーグではどのクラブでも得点を記録しており、特にここ3シーズンはいずれも20得点を超える活躍を見せる。
2021シーズンは現在も所属する京都サンガの、実に12年ぶりとなるJ1復帰に大きく貢献した。残念ながらJ1復帰初年度となる今シーズンの京都は、残留争いに巻き込まれている。しかし、その中でもウタカはここまで9得点を上げ、得点王候補の1人となっている。
38歳と大ベテランとなったウタカだが、変わらない身体能力の高さに加え、ポジショニングやゴール前での落ち着いたボール処理など円熟味は増すばかり。直近は途中出場が続いているが、決定的な仕事ができることはこれまでの実績で証明済みだ。2017年以来自身2度目のJ1得点王獲得に向け、そして京都のJ1残留のキーマンの1人として、残りのシーズンもウタカの活躍に注目が集まる。