スイス・サンティミエにて、1832年から絶えることなく時計作りを続けてきた「ロンジン」が今年で190周年を迎える。
今回、マスターコレクションにクラフトマンシップを極めた190周年記念限定モデルが登場した。
ロンジン マスターコレクションに190周年記念限定モデルが登場
1867年に初の自社工場を建てた「Es Longines(レ・ロンジン)」と呼ばれる場所にちなみ名づけられたこのブランドは、その後絶え間なく時計製造においての挑戦と革新を重ねてきた。
そんなロンジンの理念と技術をもっとも体現しているのが、最高峰ライン「ロンジン マスターコレクション」。ロンジンが誇る時計作りへの情熱の証として生まれたこのコレクションは、2005年に発表されると同時に、そのデザイン性と高い技術の融合が注目され、一躍ブランドを代表する存在となった。
魅力的な3モデルがラインアップ
190周年記念限定モデルでは、サンドブラストシルバーカラーの文字盤がセットされたステンレススティールバージョン、世界190本限定で展開するブラッシュド加工グレー文字盤、もしくはグレイン加工ダークグレー文字盤がセットされたイエロー、ローズの18Kゴールドモデルの3本がラインアップ。
印象的なのは、時針、分針、秒針が配されたエレガントな文字盤。両面無反射防止コーティングが施されたサファイヤクリスタルガラスを用いて、高い視認性を実現している。また、5年保証のシリコン製ヒゲゼンマイムーブメントを搭載しているのもポイント。
レザーストラップには、手首にしなやかにフィットする「バローロ仕上げ」を。バローロ仕上げとはクロム金属を使用した従来の「クロム鞣し」とは異なり、メタルフリーの「植物タンニン鞣し」という伝統的な手法を使った仕上げのことだ。革に栄養分を与え、ソフトな手触りに仕上げることができる。また、経年変化により独特の自然な艶が出るのも特徴だ。
「L2.793.6.73.2」と「L2.793.8.73.2」は、シリアル番号が入った世界190本限定モデルとなる。
ロンジンの過去の懐中時計やヘリテージウォッチに着想を得たデザインとブレゲ数字からは、ブランドの長い歴史の歩みがうかがえる。愛好家にとっては堪らない限定モデルと言えるのでは。
(IKKI)
※価格は全て税込