私が住むニュージーランドの南島にあるネルソンで、毎年行われる大きなイベントに行って来ました。ニュージーランドならではの農業を紹介しているイベント「A&P Show (農業&牧場審査会)」では移動遊園地のカーニバルも開催され、農業で実際に行われている仕事の風景やコンペティション、ニュージーランドで大切に育てられている動物たちを近くで見ることができます。

目次
薪割りコンペティション
羊の毛刈りは職人技!

薪割りコンペティション

ニュージーランドならではの農業を体験!
(画像=『たびこふれ』より引用)

「A & P Show」の会場に入るとすぐに「トントントン」と木を切る大きな音が聞こえてきました。たくさん人が集まるところへ行ってみると、直径30cm以上もあるだろう太い木を勢いよく斧で割っていきます。選手はそれぞれ、自ら木を台に設置し、斧で気を叩く位置にチョークでしっかりと印を入れ、本番の前には気を叩く角度のイメージトレーニングをする姿も見受けられます。どれだけ素早く気を割ることができるのかを競うこの競技では、林業で経験を積んだ人たちの情熱をひしひしと感じました。

羊の毛刈りは職人技!

ニュージーランドならではの農業を体験!
(画像=『たびこふれ』より引用)

<次から次へと刈られていく>

スタートの合図と共に羊をシェーバーのある台へ乗せ、一気に毛を刈り取っていきます。「Shearing(シェアリング)」と呼ばれる羊の毛刈りは、ニュージーランドのウール産業には欠かせない仕事のひとつです。羊をしっかりとコントロールし、全く暴れることのない羊を一頭を刈るのに数分しかかかりません。そして、刈った毛を素早く集め、ダメージ部分と使える部分に分けていく作業にも職人技を感じました。