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鳥貴族、「やきとり大吉」を子会社化 サントリーから全株取得
「焼鳥屋 鳥貴族」を運営する鳥貴族ホールディングス(HD)は9月13日、「やきとり大吉」をフランチャイズ展開するダイキチシステム(大阪市)を子会社化すると発表した。(画像=『DCSオンライン』より 引用)

 「焼鳥屋 鳥貴族」を運営する鳥貴族ホールディングス(HD)は9月13日、「やきとり大吉」をフランチャイズ展開するダイキチシステム(大阪市)を子会社化すると発表した。ダイキチシステムの完全親会社であるサントリーHDから2023年1月4日をめどに全株式を取得する。

 「焼鳥屋 鳥貴族」の店舗数は、関西、関東、東海を中心に600店舗超。一方、ダイキチシステムは直営店を持たず、フランチャイズ加盟店だけで500店舗超を展開している。

 「焼鳥屋 鳥貴族」は大・中規模商圏、「やきとり大吉」は中・小規模商圏を中心に出店しており、立地や主要顧客層は異なるという。このため鳥貴族HDでは、両社のノウハウを生かすことで、「双方の事業拡大が期待できる」としている。

 ダイキチシステムの2021年12月期の売上高は5億4200万円、営業利益は9700万円だった。鳥貴族HDは、今回の買収金額を明らかにしていない。サントリーHDは7月末現在で、鳥貴族HDの株式の2.23%を保有している。

提供元・DCSオンライン

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