維和島周辺(熊本県上天草市)で、ヒラスズキの食いが活発化してきた。8月30日に釣行した際は、1時間のサオ出しで納得の釣果に恵まれたので、レポートしよう。
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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター松田正記)
ヒラスズキの釣期
維和島周辺のヒラスズキは夏から初冬の夜釣りでよく釣れる。アオムシをエサにした電気ウキ仕掛けで狙う人が多く、型は30cm前後のセイゴ級が大半。まれに45cmほどのフッコ級が交じる。
![陸っぱり夜釣りで45cm頭にヒラスズキ連打 電気ウキ仕掛けで手中](https://tsurinews.jp/data/wp-content/uploads/2022/09/6c8a2de4388d3ac3898f697c112f2b2a.jpg)
電気ウキ1投目から本命
この日は午後9時過ぎに同島に着いた。実績のあるポイントは、先客の電気ウキがあちらこちらに浮かんでおり、シーズン入りを感じさせる。私は東大維橋近くの護岸に釣り座を構え、すぐに準備に取りかかった。
ウキは落下衝撃に強いLFスマート、ハリは細身で刺さりがいい速手チヌを選択。タナを1ヒロ半とり、サオ下から探りを入れた。
潮の流れは速く、20mほど流した時、1投目からウキがスポッと消えた。アワセを入れると確かな手応え。小気味いい引きを味わいながら、浮かせたのは30cmを超す本命だった。
![陸っぱり夜釣りで45cm頭にヒラスズキ連打 電気ウキ仕掛けで手中](https://tsurinews.jp/data/wp-content/uploads/2022/09/198cb2956ced84a2a54580346cedf044.jpg)
スナメリに苦戦
上々の立ち上がりに期待したが、後が続かない。それどころか2~3頭のスナメリが近くまで寄ってきて釣りにならない。スナメリは次第に増え、4~5頭に。それでも手返しを続けたが、反応はなく時間だけが過ぎていった。
手前を攻めてヒラスズキ追加
場所移動が頭をよぎった時、手前の浅場に魚の波紋が見えた。普段は見向きもしない、水深1mほどの超浅場だ。沖にスナメリがいるため、魚は手前にいるようだ。そこで、この浅場に仕掛け(ウキ)を入れ、少し誘ってみた。これが見事に的中し、35cm前後のヒラスズキがヒット。さらに45cmほどを追加し、この日の釣れるパターンを掴んだ。
![陸っぱり夜釣りで45cm頭にヒラスズキ連打 電気ウキ仕掛けで手中](https://tsurinews.jp/data/wp-content/uploads/2022/09/630c664ac2edcbdc60c699d0e55091bf.jpg)
80cm超え大スズキがヒット
その後はアラカブをぽつぽつと追加し、満足した時だった。ウキが横走りし、手元にガツン。これは大物だ。慎重にやり取りして手前に寄せると、80cmを軽く超えるスズキが浮いた。まさかの大スズキだ。
だが、魚が反転した際に、ハリス切れにより取り逃がしてしまった。ここで深追いせず、午後11時半ごろに納竿した。