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道の概要
長野市の善光寺あたりから、飯綱高原、戸隠高原への観光アクセスの向上を目的として、長野県企業局によって建設された元有料道路である。1985年(昭和60年)7月、長野市の地附山(じづきやま)地すべり災害により、始点である長野市上松から地附山を登る区間が流失し不通となり、最終的に廃道となった。長野県は、オリンピックの開催に合わせ、ここより少し北に位置する長野県道506号戸隠高原浅川線の改修を進め、浅川ループラインを開通させ、こちらを代替として戸隠と飯綱へのアクセス道路にして現在に至っている。旧道も一部通行可能区間はある。
善光寺を出て県道37号で北上後、県道506号にはいって真光寺ループ橋・中曽根大橋の2つのループ橋を走る。飯綱高原との分岐を左折して戸隠方面に向うと気持ちのいい高原や森林の中を走り正面に戸隠山を見ることもできる。ただ他の山岳スカイラインのような絶壁の上を走るような高所感はない。しかし、新緑や紅葉の時期は、美しい景色を見ながら直線を走る爽快感を味わえる。高原の道が終わると県道36号にうつり、やや急坂の参道を戸隠神社中社に向う。
戸隠神社周辺では蕎麦屋がたくさんあり、9月下旬から新そばが味わえる。混雑するが一度は味わっておきたい。神社周辺の散策が終わったら、県道36号の西に進むと北アルプスを展望できる大望峠があり、そのまま日本的な情緒ある農村地帯のややせまい道を進むと鬼無里につく。また、東に走るとナウマン象の発掘で有名な野尻湖に向う。周辺は北信地方のりんごの大生産地なので、北信五岳道路などりんご畑の中を快走できる道がたくさんある。
お薦めのシーズン
6月開通後の新緑と9月の新そば、紅葉の10月中下旬。