誰も気が付かず製造し相手先に納品

そして不幸なことに、そのミスは生産ラインでも検品時でも気が付かれることはなく、そのまま客先に納品されてしまいました。

その後、客先で稼働せず発覚。一番最悪のパターンでした。発覚後、もちろん真っ先に上司から怒られました。あんなに夜中まで苦労したのに、本当に最悪でした。

しかしながら、あらゆるチェックをくぐり抜けて納品までされてしまったので、個人のワンクリック1つのミスでここまで影響が出てしまったことに、少なからず同情や慰めの声もあり、少しだけ救われました。

ですが、会社の再発防止策としてはあまり有効な方法が確立されることはありませんでした。

その半年後、私は全く同じミスを犯しました。しかも全く同じ客先で、同じ経過を辿りました。

この再発を機に、自分は夜の長時間作業は必ず何かしらのミスをする、逆にミスしない人なんていないな、と確信しました。

そして、そのヒューマンエラーについて手当できる体制の会社ではないのだから、もう異動するか辞めるしかない!と思って、転職活動を開始しました。

(30代・女性)
今回は、仕事でミスをしたエピソードについてまとめました。

文・MONEY TIMES編集部