ファミリーマートは、第4次焼き芋ブームといわれる焼き芋のトレンドを受けて「ファミマのお芋掘り」を6日開催した。
昨年に続き2回目の開催となり、昨年好評だった食感に磨きをかけるとともに甘さも追求して商品ラインアップを拡充。昨年の17種類から19種類に増やし、19種類のうち11種類が今年初登場となる。
今年注目のトレンドについて、マーケティング本部メディア&プロモーション改革推進部の曽谷碧氏は「焼き芋ブームは2000年代初頭に起き、かなり長く続いている。昔はおなかを満たすために焼き芋が好まれたが、最近では腸活やダイエットブームによって、糖度は高いがカロリーは抑えられるといったことから女性の中でヘルシーな食材として人気を集めている」との見方を示す。
この傾向を念頭に今回こだわったのが甘さと食感。
「昨年は、トレンドもあって、ねっとり食感の安納芋を使った商品を多数取り揃えたが、今年は特に甘さを追求した。一番糖度が高いと言われている紅はるかと、ホクホクとした食感の紅あずまの2種類のさつまいもを使用した」と説明する。
メインの購買層は20‐40代女性を想定。「昨年の実績は6,7割が20‐40代女性で占められていた」という。
商品は、昨年好評だったクレープ、タルト、パンは改良して再登場。今年は「フラッペ」と「ファミマのオムレット」の人気シリーズからも登場。
「『フラッペ』は1-8月で2500万杯を突破し、『オムレット』は昨年11月に発売開始してから1320万食を発売した。こうしたファミマの注力商品からお芋味を発売することで、さらにバージョンアップした『お芋掘り』がお届けできると考えている」と期待を寄せる。
「焼きいもフラッペ」は「飲む焼き芋をコンセプトに熟成させた100%国産紅はるかを使用することで、焼き芋本来の甘さをできるだけ引き立たせた」。
「ふわふわケーキオムレット さつまいも」は、ホイップと紅はるかを使用したさつまいもペーストやさつまいもクリームを包み、紅あずまの角切りをトッピングしている。
提供元・食品新聞
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