
1000円以上のチリワインが年々シェアを拡大
ワイン市場がダウントレンドのなか、日常のちょっとした贅沢が味わえるプレミアムワインが好調だ。1000円以上のチリワインフルボトルの販売金額シェアをみると、19年7月~20年6月のシェアが11.6%なのに対し、21年7月~22年6月には12.3%までシェアが上昇している。価格だけではなく品質も高いワイン産地であることが徐々に認知され始めているようだ。
この中高価格帯で人気なのが「カッシェロ・デル・ディアブロ」。高品質な味わいは世界中でトップレベルの評価を獲得しており、日本でも認知、トライアル率、リピート率ともに拡大している。22年1~6月の家庭用市場でも好調に推移している。
「ディアブロ」の認知を広げているのが、SNSを活用した「悪魔捕獲大作戦」キャンペーン。興味を喚起する企画としてトライアルユーザーを獲得し、購買を促進する取り組みでリピート購入につなげている。今年の10~11月も同企画の第2弾を実施し、さらなるファン獲得を図る。
チリワインは安くておいしいだけでなく、品質の高さでも世界的に評価されていることから、店頭でその魅力を伝えることでその活性化につながることは間違いなさそうだ。
提供元・DCSオンライン
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