9月14日(水)から27日(火)まで銀座三丁目にあるyuhaku Ginza Gallery(ユハク ギンザ ギャラリー)で、矢野竜輝展「ホロニックユニバース」が開催される。
絵画アーティストの矢野竜輝氏と、独自の染色技術で財布や革小物などを取り扱うyuhakuのコラボレーションが実現。2週間の貴重な個展に注目だ。
絵画アーティスト矢野竜輝とyuhakuのコラボが実現!
矢野竜輝展「ホロニックユニバース」は、アーティスト矢野竜輝氏と日本のレザ-ブランドyuhakuのコラボレーションによって生まれた個展だ。
矢野竜輝氏はいままで数々の個展を開くと同時に、カフェやクリニック、レストラン等からオーダーを受け絵画制作を行ってきた。矢野氏の作品は、眺めているだけで人々を明るい気分にさせ、癒やしを与えてくれるのが特徴だ。
対するyuhakuは、独自の染色技術で色彩鮮やかな革製品の数々を発表してきたレザーブランド。財布・革小物を中心に、鞄、靴、ベルトや端材を活用した高品質で確かな製品を製造・販売している。染色職人が約15から20の手作業を重ねて染め上げたその革は個体差により異なり、1点1点が魅力的な表情をもつ。
矢野竜輝氏
yuhaku
yuhakuとのコラボレーションから宇宙・愛・禅・調和を。矢野竜輝氏コメント
私は以前からyuhakuの製品を愛用していて、そのグラデーションから宇宙や禅、愛といった深みのある世界観までを感じ取っています。これらの世界観は、私自身の制作テーマにも共通しているので、今回のコラボレーションをとても楽しみにしていたんです。
「今回個展のタイトルにした『ホロニック』は、個々に異質な要素が集合しているが、全体としては調和が取れているさまを意味します。私は、これからの世の中は、現在の競争の世界から与え合う世界へとシフトしていく時代だと考えます。争いをなくすためには全ての価値観を統一させようとするのではなく、個々の異質な存在を受け入れ、共存していくことが重要です。」
と矢野氏はこのようにコメントしている。
個展の会場となる「yuhaku Ginza Gallery」はyuhaku初の旗艦店
今回の個展の会場となる「yuhaku Ginza Gallery」は、2020年12月17日(木)に銀座にオープンしたyuhaku初の旗艦店だ。yuhaku製品のほか、代表・仲垣友博によるレザーアート、書家・杉田廣貴氏とのコラボアイテムなど革のアート性を追求した作品を多数展示・販売している。
今年1月には、ブランドオーナーでありアーティストである代表・仲垣が、アーティストの創作活動を支援する「Ginza Gallery Project」を始動。アーティストに店舗内展示スペースを無料で貸し出し、出展費用と販売時の利益も一切もらわない方針で個展を開催している。
今回の企画では、革の端材や検品基準に満たない製品のアップサイクル()にも取り組むyuhakuが、革の端材や難のある製品をアップサイクルしアート作品や一点ものアイテムとして展示・販売する。
矢野 竜輝展「ホロニックユニバース」
会期:9月14日(水)〜9月27日(火)
会場:yuhaku Ginza Gallery
所在地:東京都中央区銀座三丁目10番7号 銀座京屋ビル1階
営業時間:11:00〜14:00/15:00〜19:00(平日14:00〜15:00はクローズ)
(下嶋恵樹)
本来捨てるはずの製品に新たな付加価値を与えて再生すること