古橋亨梧(セルティック/スコットランド)
昨2021/22シーズン、セルティックのスコティッシュ・プレミアシップ制覇に貢献したFW古橋亨梧は、もちろん今シーズンも勢いは衰えない。現在すでに6ゴールを叩き出し、同僚のイスラエル代表FWリエル・アバダと並んでゴールランキング1位タイ。持ち前の決定力は世界でも通用することを証明している。
アンジェ・ポステコグルー監督と共に現地メディアを賑わせており、カタールW杯では最も警戒しなければならない日本人ストライカーではないかと語る識者も多い。
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伊東純也(スタッド・ランス/フランス)
この夏にフランスのスタッド・ランスに移籍という新たな挑戦に挑んだFW伊東純也だが、その立ち上がりは順調であると考える。FWフォラリン・バログンとの2トップで攻撃の核となり、ここまでほとんどの試合でスタメン出場。2ゴールを決めるなどオスカル・ガルシア監督の信頼を得ている印象だ。
前所属先のベルギーのKRCヘンク(2018-2022)では、3トップのウィンガーとして機能していたこともあり、伊東が今後日本代表の攻撃システムに柔軟性をもたらしてくれると確信している。古橋とのコンビは、現時点日本代表における最も恐れられる組み合わせではないだろうか。
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堂安律(フライブルク/ドイツ)
オランダのPSVアイントホーフェン(2019-2022)からの移籍を決断し、ドイツのフライブルクで順調に持ち味を出しつつあるMF堂安律。多用されるフォーメーションの中でスタメンに定着し、ブンデスリーガ上位進出に貢献している。
またUEFAヨーロッパリーグ開幕節(9月9日対カラバフ2-1)で決めたドリブル突破からのゴールは、今の堂安のすべてが詰まっていると言える。相手を置き去りにする積極的なドリブル突破は日本代表の貴重な攻撃オプションであり、膠着状態が続く試合では必ず生かされると考える。
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鎌田大地(アイントラハト・フランクフルト/ドイツ)
昨2021/22シーズンのアイントラハト・フランクフルトでの躍進を知る人間は、MF鎌田大地の存在を挙げるに違いない。ボランチ、2列目、シャドー、どの位置でも確かな働きを見せ、今シーズンはすでに3ゴール1アシストを記録。昨シーズンのパフォーマンスを着実に継続できている。
新シーズンを迎えるまでは移籍も報じられていた鎌田だが、結果的にフランクフルトに残留。この決断は、UEFAチャンピオンズリーグやW杯に照準を合わせた賢明な判断だったと考える。