ダイエットがうまく行かなかったのは、これが原因だった?スッキリかっこいいお腹になるための7つのキーワードを解説します。
取材・文_藤村幸代
お腹周りシェイプ成功へ
覚えておきたい7つのキーワード
①運動量
自粛&リモート生活が続き日々の活動量が低下している人も。であれば、まずは活動量を戻すこと。ネットには身長、体重を記入すると必要な基礎代謝量や生活動作、運動の強度、摂取カロリーなどを割り出してくれるサイトもあるので、数字で確認したい人は活動量アップの目安になるかも。
②筋量
筋肉量が低下すると基礎代謝が下がり、絞りにくい身体に。また、使っていない筋肉周辺は血流の低下から冷えが生じ、脂肪が溜まりやすくなります。解決策は、筋肉量を維持しつつ使うこと。つまり、筋力トレーニングが一番シンプルです。効果を高めるには種目の設定と重さの設定、フォームが重要になります。
③食事
まずやるべきは現状把握。栄養のうち過剰な物、不足している物を見極めずにいきなり極端に減らすと、健康を損なったりリバウンドの罠に陥ったり…。とくに極端な糖質制限はNG。日々の活動量を稼ぎたくても活動源となるものがなければ、逆に活動量低下に向かってしまいます。
④ストレス
お腹だけ硬い人やパンパンに張って冷えている人はストレスを抱えていないか自問自答を。ストレス解消といえば甘い物?心を安定させるセロトニン(幸せホルモン)を分泌するなら、やはりトレーニングがオススメ。成長ホルモンも分泌されるのでストレス軽減とボディシェイプのダブル効果を期待できます。
⑤呼吸
呼吸が浅くなると酸素が全身の細胞内に行き渡らず代謝が低下し、お腹引き締めに関わる「呼吸筋」も日常的な活動が低下してしまいます。呼吸筋の低下は、姿勢安定の要であるインナーユニットの機能低下にもつながり、お腹周りがうまく活性化されません。「呼吸の乱れは姿勢の乱れ」と、つねにセットで考えましょう。
⑥姿勢
姿勢が崩れると体幹を安定させる腹圧も適切にかからず、運動効果がなかなか出ないほか、腰痛が出て満足なトレーニングができないことも。トレーニングの正しいフォームから食事の際の消化吸収まで、あらゆるアプローチに関わってくるので、思っている以上に姿勢の改善は大切です。
⑦女性の特性
女性にはホルモンの関係から靱帯が緩んだり筋膜の柔軟性が増したりする時期があります。とくに骨盤周りが緩むとお腹に力が入りづらくなり、下腹部に肉が付きやすいとも。月経や妊娠に備えるための特性ですが、骨盤を支える骨盤底筋群などのインナーマッスルや股関節周りのエクササイズは必須です。
教えてくれたのは・・・Shieca(小倉 シエカ)さん
1979年生まれ。フィットネストレーナー
運動経験ゼロであったが、体形の崩れをきっかけに27歳で筋力トレーニングを開始。JBBFボディフィットネスに出場し、東京・関東(初代)・東日本(初代)大会チャンピオンとなる。2010年に全日本大会準優勝、11年東アジア選手権代表に選出。現在は、ピラティスとウェイトトレーニングを中心とした指導で大人の女性を中心としたコンディショニング&ボディメイクトレーナーとして活動中。
Instagram:@shie.ca
提供元・FITNESS LOVE
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