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元アルビレックス新潟所属選手のブラジル人FWホニ(27)は現在ブラジル1部パルメイラスでプレーしているが、中東移籍の可能性があるようだ。8日、米メディア『ESPN』ブラジル版が伝えている。
ホニは2020年2月からパルメイラスでプレー。主力選手として2度のコパ・リベルタドーレス(南米選手権)優勝に貢献しているほか、今季もここまでブラジル1部リーグ戦21試合の出場で8ゴールと結果を残している。
そんなホニの去就については今年6月にアヤックス移籍が噂されたほか、ブラジルメディア『UOL』は同選手とパルメイラスの契約期間が2025年12月まで残っていると伝えていた。
ただ『ESPN』の報道によると、カタール国内のとあるクラブが同選手の獲得にむけて2カ月前からパルメイラスと交渉しているとのこと。まもなくパルメイラスにオファーを提示するものとみられ、移籍金は1500万ユーロ(約21億7000万円)にのぼるという。
またカタール国内の移籍ウィンドウは今月15日に最終日を迎えるが、今後数日以内にクラブ間合意に達する可能性があるようだ。
なおホニは2017年、当時ブラジル1部のクルゼイロからアルビレックス新潟へレンタル移籍。来日1年目からJ1リーグで32試合に出場し7ゴールをあげると、アルビレックス新潟は買い取りオプション行使での完全獲得に踏み切っていた。
しかし翌2018年にブラジルへ帰国しアトレチコ・パラナエンセと契約を結んだことにより、アルビレックス新潟は契約期間中であるにもかかわらず一方的に契約解除を申し入れて他クラブと契約を結んだ違反行為にあたるとして、2019年3月にFIFA(国際サッカー連盟)へ提訴していた。