入国時の陰性証明免除で旅行予約増 9月7日から水際対策緩和 入国者数や添乗員同行も
(画像=『トラベルジャーナル』より 引用)

 政府は9月7日から水際対策を緩和し、日本への入国・帰国時に求めている現地での新型コロナウイルス検査の陰性証明を不要にした。ワクチンの3回接種証明があることが条件。入国者数上限は1日当たり2万人から5万人に引き上げ、訪日観光の条件としていた添乗員同行のパッケージツアーについても、添乗員なしでの旅行を容認とした。MySOS(入国者健康居所確認アプリ)を改善し、空港での入国手続きを円滑化することも表明した。

 海外で出国前72時間以内に行う検査をめぐっては、日本人の場合、陽性となり現地に留め置かれて帰国できないケースが発生。海外旅行の阻害要因になるとして緩和を求める声が広く出ていた。政府が陰性証明の緩和を発表した8月24日、エクスペディアでは海外へのフライト検索数が発表前と比べて120%増加。海外旅行のハードルが引き下がり、需要と注目度が高まったことがうかがえる。

 なお、外務省は8月24日付で感染症危険情報を見直し、55カ国・地域をレベル2(不要不急の渡航自粛)からレベル1(十分注意)に引き下げた。インドネシア、フィリピン、ポーランド、ポルトガル、エジプトなどが含まれる。

提供元・トラベルジャーナル

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