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アイントラハト・フランクフルト所属の元日本代表MF長谷部誠(38)は今月7日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)の舞台で13年ぶりにプレー。10日のブンデスリーガ第6節・ボルフスブルク戦で今季初めて先発出場する可能性があるようだ。8日、ドイツ放送局『hessenschau』が伝えている。
長谷部誠は数シーズンにわたりキャプテンや副キャプテンという立場でチームをけん引すると、昨季はUEFAヨーロッパリーグ優勝に大きく貢献。ただ今季はここまでスタメンに名を連ねたことがなく、4試合の途中出場にとどまっている。
それでも今月7日のCLグループステージ第1節・スポルティングCP戦では84分からプレー。ボルフスブルク在籍時の2009年12月8日のマンチェスター・ユナイテッド戦以来となるCL出場を果たしている。
フランクフルトはスポルティングCP戦から中2日でリーグ戦に臨む。くわえて右サイドバックを本職とするDFアウレリオ・ブタ(25)など守備陣に複数の負傷者を抱えている。
その中『hessenschau』は、フランクフルトのオリバー・グラスナー監督がボルフスブルク戦でシステム変更に踏み切る可能性があると主張。今季ここまで4バックシステムを採用していたが、「3-4-2-1」に変更した上で3バックの中央で長谷部誠を先発起用するプランがあるという。
また鎌田大地については、元ドイツ代表MFマリオ・ゲッツェ(30)の加入によりボランチでの出場が続いていた。しかしボルフスブルク戦ではゲッツェとともにシャドウ(前線1トップの背後)でプレーする可能性があるようだ。
なおフランクフルトはボルフスブルク戦を終えると、14日にCLグループステージ第2節・オリンピック・マルセイユ戦を控えている。過密日程における長谷部誠の起用法に注目が集まる。