パナソニック サイクルテック株式会社は、1980年に発売した電気自転車 「Electric Cycle DG-EC2」が、独立行政法人国立科学博物館の「令和4年度 重要科学技術史資料」に認定されたと発表した。この自転車は、当時松下電器産業株式会社(現:パナソニックホールディングス株式会社)の創業者松下幸之助が、創業60周年を控えた1976(昭和51)年に「電気屋らしい自転車をつくりなさい」と指示したことを受け、環境問題や省エネルギーなど、当時日本国内において様々な社会課題が顕在化する中、「社会のニーズに応える」ものであった。
電気自転車1号機「Electric Cycle DG-EC2」が国立科学博物館の未来技術遺産に認定
パナソニック サイクルテック株式会社(本社:大阪府柏原市、代表取締役社長:稲毛 敏明)が1980年に発売した電気自転車 「Electric Cycle DG-EC2」が、独立行政法人国立科学博物館の「令和4年度 重要科学技術史資料(愛称:未来技術遺産)」に認定されました。
未来技術遺産とは、独立行政法人国立科学博物館(産業技術史資料情報センター)が、日本の科学技術史資料のうち、「科学技術の発達上重要な成果を示し、次世代に継承していく上で重要な意義を持つもの」や「国民生活、経済、社会、文化の在り方に顕著な影響を与えたもの」に該当する資料を選定し、重要科学技術史として認定、登録するものです。
今回認定された電気自転車「Electric Cycle DG-EC2」は、松下電器産業株式会社(現:パナソニックホールディングス株式会社)の創業者松下幸之助が、創業60周年を控えた1976(昭和51)年に「電気屋らしい自転車をつくりなさい」と指示したことを受け、松下電器の技術本部が中心となって、「電気と自転車を結びつける」という新しい発想から生まれた電気自転車です。環境問題や省エネルギーなど、当時日本国内において様々な社会課題が顕在化する中、「社会のニーズに応える」という想いが原動力となり、電機メーカーとしての技術とノウハウを生かして、静音性に優れるフラットモーターや家庭用電源で充電が可能なバッテリーなど、主要部品を新たに開発して製品化。モーターのみ、ペダルのみ、モーターとペダルの併用の三通りにより、最高時速18キロでの走行が可能な電気自転車として、1980年1月から大阪、奈良、和歌山、その後5月から東京、名古屋において500台限定で販売しました。この電気自転車の開発で得た様々なノウハウ、実績が、現在の電動アシスト自転車に活かされています。現在、パナソニックミュージアム「ものづくりイズム館」で展示しています。
【パナソニック サイクルテックについて】
パナソニック サイクルテック株式会社は、2022年4月に創業70周年を迎えました。現在、電動アシスト自転車のリーディングカンパニーとして業界をけん引していますが、その基盤を築いたのは、パナソニックグループを一代で築き上げた松下幸之助創業者です。松下幸之助は、幼少期に自転車店の丁稚奉公で商いの原点を学んだことから、「輪界に育ち、輪界に育てられた」と語り、自転車への思い入れは強く、初めて「ナショナル」の商標を用いたのも自転車用の角型電池ランプです。生涯その思い入れは変わることがなく、現在の当社の成長を支えている電動アシスト自転車の足掛かりを作りました。
当社は、2021年に生産能力拡大と環境負荷物質低減を目的とし工場を大幅にリニューアルしました。また今年はスポーツe-バイクの新ブランド「XEALT(ゼオルト)」を立ち上げ、「生活の中に、ココロ踊る時間を創る」をコンセプトに移動することで得られる感動をより多くの人に体験していただくための体験イベントを実施しています。
パナソニック サイクルテックは、「世界中の人々が青空の下へ走りだせる未来を創造します。」というミッションの実現に向け、最先端の技術開発により、環境にやさしく、お客様の更なる利便性と快適性を高める新たなサイクルモビリティの価値を提案します。
【製品写真】
リリース提供元:パナソニックグループ
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提供元・Moto Megane
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