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元北海道コンサドーレ札幌所属選手の韓国代表GKク・ソンユン(28)は今月7日、韓国での兵役期間を終えて韓国国軍傘下の金泉尚武を退団。8日に前所属クラブである大邱FCとの契約解除が公式発表されているが、本人がJリーグ復帰を明言した。
ク・ソンユンは2015年にセレッソ大阪からコンサドーレ札幌(現北海道コンサドーレ札幌)へ完全移籍すると、加入1年目からレギュラーに定着。2020シーズン途中まで正守護神として活躍したが、新型コロナウイルス感染拡大によりJリーグが中断すると将来的な兵役義務を見越して2020年5月に大邱FCへ完全移籍していた。
そんなク・ソンユンは昨年2月から兵役義務により金泉尚武でプレー。今月7日に兵役期間を終了したことにより、金泉尚武を退団していた。また兵役期間終了後は、兵役義務開始前の所属クラブへ復帰するのが一般的だが、大邱FCとは契約解除で合意に達している。
大邱FCはクラブ公式SNSアカウントでク・ソンユンのビデオメッセージを公開。同選手は「ファンの皆さん、こんにちは。兵役期間が終わった後、個人的な事情で大邱FCと契約解除して、日本へ戻ることになりました」とコメント。次なる所属クラブの明言こそ避けたが、Jリーグへ復帰することを明かしたのだ。
日本国内の一部メディアは2020年、ク・ソンユンが兵役終了後に北海道コンサドーレ札幌へ復帰する可能性があると報じている。また北海道コンサドーレ札幌のゴールキーパー陣では、GK菅野孝憲(38)が今季リーグ戦でここまで27試合中21試合に先発出場。GK大谷幸輝(33)やGK中野小次郎(23)がバックアッパー1番手のポジションを争う構図となっている。
Jリーグ復帰が確実であるク・ソンユンについて、ツイッターでは「札幌戻って来て!」、「待っているよ」と北海道コンサドーレ札幌復帰を期待する声が上がっており、「ソンユン」がトレンド入りしている。