「デカくなりたい!」ボディビルダーはもちろん、ウエイトトレーニング愛好家なら一度はそう思ったことがあるに違いない。体重が競技のパフォーマンスに直結するコンタクトスポーツのアスリートも同様ではないだろうか。そこで日本ボディビル選手権トップ12人に、過去最も体重が増えたときの食事法、そして大会シーズンが終わった“オフ”である現在の食事についても聞いてみた。体重が増えにくいトレーニーや、これから身体を大きくしたいアスリートはぜひ参考にしていただきたい。

取材・文:アイアンマン編集部

【筋肉増量飯】タンパク質が多く、 消化のいい減量食を1年中食べています=佐藤貴規
(画像=『FITNESS LOVE』より引用)

タンパク質が多く、消化のいい減量食を1年中食べています

昔は体重を増やしたくて、寝る前にスナック菓子を1袋食べたり、カロリーを多めに取ったこともありましたが、翌朝胃がもたれて食事が十分にとれないなど、アンバランスな食事になり、効果的とは思えませんでした。もともとが小食なため、皆さんが通常オフに食べる普通の食事を取っても、タンパク質の絶対量が確保できないので、消化がよくてタンパク質の多い減量食を年中食べています。カロリー計算はしていませんが、オンで2000㎉、オフで3000㎉前後くらい食べています。2008年(29歳)に75㎏になったのが過去の最高体重です。私のように食事全体の許容量が少ない場合は消化の良い脂質の少ない食事をこまめに取る方が、結果的にはバルクアップにつながると思います。

【筋肉増量飯】タンパク質が多く、 消化のいい減量食を1年中食べています=佐藤貴規
(画像=オフ真っただ中の佐藤貴規選手の昼食。オンになると炭水化物を減らすだけで内容は年間を通してほとんど変わらない。100円ショップの「炭火焼チキンステーキレモン&ペッパー」は一つでタンパク質12gくらいとれる。右上のおにぎりは、始業直前、就業直後、トレーニング後に分けて食べるそうだ、『FITNESS LOVE』より引用)

佐藤貴規(サトウ・タカノリ)1979年6月28日生まれ、東京都出身。“ジャガー”の愛称で、広い世代に人気のボディビルダー。ボディビルを始めた当時の最軽量級から3階級上げ、日本ボディビル界の頂点で活躍した。

大会成績:

2002年東京オープン60㎏級優勝、2012年日本クラス別70㎏級優勝、ジャパンオープン2位、東京選手権優勝、日本選手権7位 2013年日本クラス別75㎏級優勝、日本選手権7位、アジア選手権70㎏級予選敗退 2014年日本クラス別75㎏級優勝、日本選手権6位 2015年日本クラス別65㎏級優勝、日本選手権5位、アジア選手権65㎏級4位 2016年日本クラス別75㎏級2位、日本選手権5位 2017年日本クラス別75㎏級優勝、日本選手権5位、世界選手権70級7位

提供元・FITNESS LOVE

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