夏本番の8月を前に、アブダビも少しずつ規制が緩和され始め、ステイケーションやレストランでのダイニングを楽しむ人々も増えて来ました。ホテルはコロナウイルス用の特別プランなどで客引きに力を入れているように見えます。まだドバイ~アブダビ間の行き来は規制されたままで、アブダビからドバイには行けるが帰ってこられないと言う状況のようです。(7月末現在)引きこもり生活が続いているので、前回に引き続き今回もアブダビの現状をレポートしたいと思います。

目次
1.アラブ首長国連邦の感染者数
2.抜き打ち検査

1.アラブ首長国連邦の感染者数

ロックダウン後もなかなか感染者が減少する事なく、毎日およそ1,000人の新規感染者を記録していたアラブ首長国連邦ですが、なんと!ここ最近の感染者は200〜300人に落ち着いています。アブダビに関しては、ダウンタウンエリア感染率はその1%に満たないと言う現地メディアの報道もあり、モールやレストランを訪れる人々が増えたそうです。

【アブダビ】コロナウィルス抜き打ち検査体験談
(画像=『たびこふれ』より引用)

モールのエレベーター前には「搭乗は2人まで」サイン。

ホテル等では次々と魅力的なプランが打ち出され、景色の良いプライベートルームでロブスターやフォアグラ食べ放題!みたいなものもありました。プールがオープンしているホテルもあるそうで、子連れでステイケーションに行く人も今後どんどん増えていきそうです。何故このように感染率が大幅に減少したのでしょうか。

2.抜き打ち検査

アブダビは感染者を抑えるため色々な対策を練っていますが、その一つに「コロナウイルス抜き打ち検査」というものがありました。警察官とナース数名が突然マンションを訪れ、ランダムに検査するというものです。

私もその宝くじのような検査に大当たり!6月末のとある日、夜8時頃鳴るはずのないドアベルが突然鳴り響き、IDの提出を求められました。その後2、3時間で検査をしに戻ってくるとの事でしたので、息子を寝かせ待つ事3時間。ついに目蓋が重くなり主人も私も眠りについてしまいました...

とその時です。またドアベルが鳴り、来た!検査だ!と飛び起きました。ドアを開けるとそこには防護服を着た人たちが5人ほど。マスクをして椅子を外に出すように言われ、検査の際には鼻だけ出すように言われました。上手な方に当たったのか、検査は痛くも痒くもなくあっという間に終わりました。夜中になっても防護服を着て、私たちの為に働き続ける方々の姿を目の当たりにし、感謝の気持ちでいっぱいになりました。

「Stay safe!」と声をかけると、笑顔で手を振りながら去って行きました。結果は2日後にアプリでチェック、またはSMSにて配信されて来ます。出かけることもほとんど無く、在宅勤務なので感染していない事はわかっていましたが、結果が出るまで少しドキドキしました。このような検査のおかげで、感染者数が減少しているんですね。検査の重要性を改めて知ることが出来ました。