ローソンは8月30日から、耳の不自由な人の買物サポートとして、「指差しシート」を全店のレジカウンターに貼付する。シートに表示されたイラストを指差すことで、レジ袋を購入するといった意思を伝えることができる。
新型コロナウイルス感染症の影響でマスクの着用が日常的になったことで、聴覚障害者は店員の口元の動きを確認できなくなり、買物時に不便を感じていることが多いため、指差しシートを設置することにした。
シートには、耳が不自由な人への配慮を表す「耳マーク」と共に、「レジ袋購入します」「箸(はし)、フォーク、スプーンください」「温めてください」といった文言とイラストが表示されている。
今回の取り組みは、聴覚に障害のある社員の意見を参考に実施を決めた。指差しシートに表示する内容や、入口ドアへの耳マークの掲出については、フランチャイズ加盟店のオーナーや従業員の意見を聞いて決めた。
提供元・DCSオンライン
【関連記事】
・「デジタル化と小売業の未来」#17 小売とメーカーの境目がなくなる?10年後の小売業界未来予測
・ユニクロがデジタル人材に最大年収10億円を払う理由と時代遅れのKPIが余剰在庫を量産する事実
・1000店、2000億円達成!空白の都心マーケットでまいばすけっとが成功した理由とは
・全85アカウントでスタッフが顧客と「1対1」でつながる 三越伊勢丹のSNS活用戦略とは
・キーワードは“背徳感” ベーカリー部門でもヒットの予感「ルーサーバーガー」と「マヌルパン」