目次
■漫画の続編が失敗に終わる原因とは
①作者や編集によって失敗するパターン
②読み手や社会によって失敗だと思われてしまうパターン
■人気漫画でも続編は酷評されがち
■漫画の続編が失敗に終わる原因とは
続編漫画が失敗する原因は大きく分けて2つある。1つは作り手側の問題、もう1つは読み手側の問題だ。その問題について解説していく。
①作者や編集によって失敗するパターン
漫画の続編となると、前作を上回る面白さを期待してしまう読者も多いだろう。しかし、せっかく最終回まできれいにまとめられていた物語を無理に掘り下げたり、同じ設定でその後の物語を作ったりすることで飽きが出てしまい、その結果ファンが離れていく。
また、担当編集のアドバイスによって面白さが欠けてしまうパターンも考えられる。複数の作品において、作者が「もともとはこういう設定で考えていたが、担当からアドバイスがあり、そちらを反映した」と発言しているのだ。その事実を知り、「求めていた設定はそっちだった!」と嘆く読者もいる。
このほか、少年誌から青年誌に移籍したり、担当編集が変わったりして、前作を超える物語が描けなくなるケースもある。「ファンタジー要素のある作品だったのに、青年誌に移った途端にグロ要素が増えた」などの変化についていけなくなる読者は少なくない。
②読み手や社会によって失敗だと思われてしまうパターン
ストーリーの面白さはそんなに変わらない作品も、続編は人気が低迷してしまうことがある。それは、続編となると前作を読まないといけなくなるという理由から、新規のファンを獲得しにくくなるためだ。
漫画の内容に対する規制や表現の変化によって、前作の良さが最大限引き出せず、続編が失敗に終わることも。昔なら許された表現が許されなくなったり、些細なことでSNSが炎上したりする時代になってしまったのも大きい。読み手や社会の捉え方1つで失敗と決めつけられるのは悲しいものがある。
■人気漫画でも続編は酷評されがち
連載中どんなに人気が出た漫画でも、完結後に続編を出すと酷評されることが多いのが実態だ。その理由は、作品本来の面白さを壊してしまう展開や設定のマンネリ化などが挙げられる。
しかし、ファンの中には「完結後の推しの生活が知りたい」「もっとこの世界観に浸りたい」といった意見を持つ人もおり、必ずしも続編が爆死するとも言えない。一部のファンが喜ぶ作品になっているのであれば、それはそれでアリなのではないだろうか。
また、たとえ続編が酷評されていても、読んでみたら自分好みであったりもする。ぜひ一度は自分の目で確かめてみてほしい。
今回は「漫画の続編」という切り口で解説したが、楽しんでいただけただろうか? 男の隠れ家デジタルでは今後もライフスタイルをテーマにした記事をお届けしていく。
提供元・男の隠れ家デジタル
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