化粧品・美容総合サイト「@cosme(アットコスメ)」を運営するアイスタイルは、化粧品セレクトショップを運営する子会社アイスタイルリテールを通じて、化粧品ブランドが実店舗内に出店できるサービスを始める。
サービス名は「co-store(コ・ストア)」で、アイスタイルリテールが運営する店舗「@cosme STORE(アットコスメストア)」に店内ショップ形式で短期間から出店できる。出店料金は月額固定制とする。
自前で出店する際に必要な市場調査や物件探し、店内デザインなどの手間を省くことができ、低コストでリアルの売場を展開できるメリットがある。
複数の出店プランを用意しており、通常はアイスタイルの店員が商品を販売する。アイスタイルは、店頭で収集した来店客の属性や購買行動などのデータを出店者に提供する。
アットコスメによれば、化粧品販売のEC(インターネット通販)化率は約10%で、実店舗での購入のほうが圧倒的に多い。「実際に試してから購入したい」という消費者ニーズに応える方法として、コ・ストアのサービスを提供する。
アイスタイルリテールは7月現在で、化粧品セレクトショップを23店舗展開している。
提供元・DCSオンライン
【関連記事】
・「デジタル化と小売業の未来」#17 小売とメーカーの境目がなくなる?10年後の小売業界未来予測
・ユニクロがデジタル人材に最大年収10億円を払う理由と時代遅れのKPIが余剰在庫を量産する事実
・1000店、2000億円達成!空白の都心マーケットでまいばすけっとが成功した理由とは
・全85アカウントでスタッフが顧客と「1対1」でつながる 三越伊勢丹のSNS活用戦略とは
・キーワードは“背徳感” ベーカリー部門でもヒットの予感「ルーサーバーガー」と「マヌルパン」