あなたは仕事において、「もうこの会社(こいつ)とは取引したくない...」と思ったことはありませんか?
今回はそんな「もうこの会社(こいつ)とは取引したくない...」と思ったエピソードについてMONEY TIMES編集部が取材しました。
働かせてやってよ
私が経営する会社は、従業員の頑張りで業績は右肩上がりです。
儲かったら従業員に還元するのが、先代社長からの習わしです。
「また社員旅行へ連れて行くの?」
と聞いてきたのは、取引先の役員Aさん。
うちの会社の取引は、その役員がいる会社が8割以上を占めているため、その役員に私は頭が上がりません。
Aさん「儲かっているなら、うちの奥さんを働かせてやってよ」
私「奥様は、うちの会社なんかでは働けないですよ」
Aさん「子供が来年大学受験でお金がいるんだ」
子育てにお金が掛かるのは、どこの家庭も同じです。
私「うちで良かったら働いてもらって構いませんよ」
数日後、私の会社にAさんの奥さんの履歴書が届きました。
役員夫人だけあり、Aさんの奥さんはお嬢様学校を出ていました。
履歴書の内容に関わらず、Aさんの奥さんを採用するつもりでした。
一般の方なら採用通知を送れば良いのですが、役員夫人が相手だと何かと気を遣います。
奥様とは面識がないため、役員に奥さんの出勤日時を伝えると、鼻で笑われました。
働かせてあげるのに、どうして鼻で笑われるのだろう?