音楽に縁のない人でも、小学校など音楽の時間にドレミで始まる音階を習い、「ドレミのうた」を歌ったことでしょう。
今日6月24日は、今から1000年ほど昔の1024年、イタリアで音楽教師ギドー・ダレッツォが歌の暗記に四苦八苦している聖歌隊を見かね、音楽を覚えやすくする方法として音階を定めた日(現在の「ドレミファソラシド」になったのは17世紀頃のようですが)。
日本語版「ドレミのうた」では「ドはドーナツのド」と歌いますが、最初のドレミをクルマに変えてみました。
続きは皆さんで考えて、お子さんに車名を覚えさせる車好き教育をしてもいいかも?
♪ド、はドーフィンのド♪
ルノー ドーフィン(1956年)
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ドが頭について、「ドーナツ」に近い発音ができる車はなんだろう…と考えていたら、日本では”ド”マイナー車のドーフィンを思いついてしまいました。
4CV(日本でも1950代に日野がライセンス生産)に続く小型車として開発、リアエンジンのRRレイアウトを引き継いでゴルディーニなど高性能バージョンも作られ、1961年登場のドーフィン1093は舗装ラリーのツール・ド・コルスで優勝するなど華々しい実績もあり。
ただし高性能車としては後の8(ユイット)ゴルディーニや、アルピーヌA110の方が日本での知名度は高く、ドーフィンの話題といえば大抵は「スペアタイヤ」でしょう。
なんと、フロントバンパーのナンバー裏を開いて引き出すという、なかなか特異な格納方法を採用しており、スペアタイヤを引っこ抜く様子はさながら車の舌を抜くようで、なかなかユーモラスです。
♪レ、はレビューのレ♪
マツダ オートザム レビュー(1990年)
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「レ、はレモンのレ」の、レモンに代わってレが頭につく3文字くらいの車…と思ったらこれも意外にないもので、ようやく思いついたのは懐かしの珍車扱いも多いオートザム レビューでした。
5チャンネル体制時代のマツダが、軽自動車(キャロルやスクラム)と輸入車(ランチア テーマなど)くらいという極端なラインナップだったオートザム店向けに発売した小型車で、後のAZ-3やクレフに比べればブランドイメージにもハマり、そこそこ売れた車です。
全長わずか3,800mmと小柄でも安直にハッチバック車とはせず、短いながらもノッチバック車として独立トランクを設け、4ドアセダンとしており、同様のレイアウトを採用したフォード フェスティバβやダイハツ オプティ(2代目)より無理なくまとまっていました。
♪ミ、はミウラのミ♪
ランボルギーニ ミウラ(1966年)
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「ミ、はみんなのミ」という日本語訳からして苦しい気もしますが、原曲だと「ミは私自身の名を呼び」、つまり「Me(私)」ですから、よく「みんなのミ」を思いついたものです(こんな感じで、原曲と日本語版の歌詞は全く異なります)。
車の「ミ」は意外にスンナリ決まり、ランボルギーニ初、そして大排気量エンジン市販車(3.9L V12)としては世界初のエンジン横置きミッドシップ車、ミウラ。
あくまで400GTやエスパーダといった初期のランボルギーニ車のイメージリーダーとして、ショーで好評だったコンセプトカーを改良や試作をしながら見切り発車で発売したため、生産台数の割にバリエーションが豊富なスーパーカーです。
中でも有名なのは幻のレーシングモデル「イオタ」で、1台だけ製作された本物は炎上大破して失われたものの、公式・非公式含め多数のイオタ仕様が作られています。
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文・MOBY編集部/提供元・MOBY
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