ローソンストア100は22日、おかずが1つだけの「だけ弁当」シリーズ第5弾として、おかずはチキンナゲットだけの「チキンナゲット弁当」を8月24日に発売すると発表した。

 今回、第5弾の発売にあたっては、商品設計と開発を担当する山田克則商品本部シニアMDが難色を示したものの「だけ弁当」シリーズの発案者である林弘昭次世代事業本部・統括マネジャーがそれを押し切った経緯が明らかにされる。

 山田氏は「だけ弁当」第1弾の「ウインナー弁当」から開発を担当している林氏の盟友で、今回の林氏の依頼に「さすがにチキンナゲットはご飯に合わないだろう」と難色を示したという。

 これに対し林氏は「自分が学生時代、野球部だったときの母親が作ってくれた弁当にチキンナゲットは常連で、ただいつも1個か2個しか入っておらずもっと食べたいと思った」と主張。試食を重ねるうちに山田氏も「これはこれでアリかもしれない」とも思い始め販売に至ったという。

 このような開発経緯を受けて、店頭では「チキンナゲットはご飯のおかずとしてアリか?ナシか?」を謳ったPOPで訴求する。

提供元・食品新聞

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