こんにちは!「三度の飯と山が好き!!」がキャッチフレーズ倉山(くらさん)です。
今年の関東甲信越は異例の速さで梅雨明けが宣言されましたが、結局雨の降り方は例年通りだったような気がします。自然相手ですから、予測をたてるのはなかなか難しいことですよね。
私もこの時期に、夏山登山の1つとして北アルプス後立山連峰の白馬五竜岳~鹿島槍ヶ岳~爺ヶ岳のテント泊の縦走登山を準備していましたが、激しい雷雨の予報により出発前日に延期になってしまい・・・残念ながら、この縦走計画は持ち越しになりました。
そんな中、登山を諦め切れない不完全燃焼の縦走メンバーは、計画した期間中で唯一天気が良さそうな日に日帰りを狙って山へ出掛けようとしました。メンバーきっての情報通の提案により、豊富な水量があり優雅な沢と爽快な滝が何とも涼を感じる山歩き、西丹沢の「畦ヶ丸山(あぜがまるやま)」に登って来たときの様子を今回ご紹介させていただきます。
目次
1. 畦ヶ丸山?どこにあって、どうやって行くの??
2. 今回歩いた涼をたっぷりと感じるルートを紹介します
3. 雑談とワンポイントアドバイス
1. 畦ヶ丸山?どこにあって、どうやって行くの??
畦ヶ丸山は、静岡県と山梨県と神奈川県の3つの県境に近い位置にある、自然豊かな山北町にあります。
西丹沢と呼ばれる地区はとても山深い位置にあるため、アクセスはマイカー移動が便利ですが、私たちは電車と路線バスを利用して移動しました。
電車とバスで移動する場合
電車の場合、小田急線利用なら新松田駅で下車、JR御殿場線利用なら松田駅で下車します。新松田駅バス停から富士急の路線バス、西丹沢ビジターセンター方面に乗車し約60分、途中の大橋滝口バス停で下車すると今回の登山口まで徒歩5分位の便利さです。
バスは曜日や季節によって運行が違いますので、お出掛けの際は運行状況をご確認ください。
また、西丹沢をバスで往復する場合はバスと温泉入浴券がセットされた大変お得で魅力的な「西丹沢温泉セット券」が、新松田駅バス停の販売所で現金購入できますのでお試しください。もちろん、温泉好きな私たちメンバーも購入して利用してきました。
マイカーで移動する場合
マイカー利用の場合は、山北町の公式サイトで詳しくご紹介されていますのでご確認ください。
西丹沢地区にはキャンプ場もたくさんあり、夏場は多くの方がマイカーで訪れます。また、現在人気上昇中につき渋滞も予想されるので、余裕を持ってお出掛けすることをおすすめします。
2. 今回歩いた、涼をたっぷりと感じるルートを紹介します
神奈川県山北町にある畦ヶ丸(あぜがまる)地区は、かつては西丹沢の秘峰と呼ばれるほど手付かずの自然が残された深山でしたが、今では東海自然歩道として登山道が整備されて、誰でも気軽に登ることができます。
いかにも西丹沢らしい深いブナ林に覆われており、展望は全く望めません。その代わりと言ってはなんですが、美しい清流と、下棚(しもんたな)、本棚(ほんだな)と呼ばれる2つの名瀑に出会うことができます。
一般的にはバス終点の西丹沢ビジターセンターまで行き、そこから時計と逆回りに歩く方が多いルートですが、今回はその逆で大滝橋から時計回りでビジターセンターへ歩きました。
このルート選択が今回「涼」を最も楽しむことができ、下山後も満喫することができました。
【今回歩いた全行程。歩行約6時間11km】※印は標高

<今回は時計回りに歩きました>
新松田バス停(7:45発)==<富士急湘南バス/約60分>==大滝橋バス停で下車・・・<ここから全て徒歩です。東海自然歩道を歩く>・・・登山口(8:50頃 ※450m)・・・一軒屋避難小屋(10:00頃)・・・ <樹林の中で景色はないがとても涼しい>・・・畦ヶ丸避難小屋/トイレあり(12:00頃)・・・畦ヶ丸山頂(昼食休憩 ※1,293m)・・・善六ノタワ(14:00頃)・・・『本棚の滝、落差約60mここの滝が何とも豪快で見事で涼しい』・・・西丹沢ビジターセンター・・・バス停(15:40発)==中川温泉でバスを途中下車(日帰り温泉ぶなの湯)==中川温泉バス停(17:19発)==新松田駅(18:15頃着)
ルートに沿って写真でご紹介!

深緑の大滝橋の登山口。この先が楽しみです。

大滝沢沿いを歩き、木の橋を何度も渡り、標高を上げて行きます。

沢沿いの登山道は何とも涼しいです。

一軒屋避難小屋が見えて来ました。橋は滑るので慎重に足を運びます。

水はきれいでしたが、そんなに冷たくありません。

突如白砂の崖が。何だろう?

畦ヶ丸避難小屋は、建て替えられてとても綺麗になっていました。

標高1,293mの畦ヶ丸登頂。とても涼しいのでこちらで昼食休憩に。

途中には荒れた道もあり、なかなか楽しめます。

本棚の滝、落差約60m。
ここの滝が何とも豪快で見事。とても涼しかった。マイナスイオンが充満しています。

滝は対面して2ヶ所あります。

下山道も沢沿いをとても涼しく歩きます。

最後まで滑りやすい木の橋を渡るので、気が抜けません。

つり橋を渡り本日のゴール。今日来て良かった!お疲れさまでした。

川沿いのキャンプ場は、大変な賑わいでした。