ホームセンター7月の業績は、既存店ベースで前年同月比プラスだったのは、ジョイフル本田とイオン九州のHC部門のみだった。

 今年は、6月後半に梅雨明けし、7月上旬は猛暑日が続いたこともあって、季節商品や扇風機、エアコン及びエアコンなどが好調に推移したが、中旬以降は戻り梅雨や集中豪雨が頻発して天候不順となり、客足が伸び悩んだことが影響して、レジャー用品の水物やキャンプ用品、網戸及び殺虫剤などは苦戦した。

 コメリによると、大袋肥料、農薬等の農家向け資材や、機械釘、構造鋼材、合板、コーキング等の建設事業者向けの商品は引き続き好調だった。同社のPRO業態は21年9月から11カ月連続のプラスで7月は3.4%増だった。

主要ホームセンターの7月業績

  既存店 全店
売上高 客数 客単価 売上高
コメリグループ計 ▲ 2.9 ▲ 6.9 4.3 ▲ 1.5
PW ▲ 2.7 ▲ 6.1 3.6 0.5
PRO 3.4 ▲ 5.1 9 45.1
H&G ▲ 3.1 ▲ 7.2 4.4 ▲ 2.8
DCMHD ▲ 5.2 ▲ 8.7 3.9 ▲ 4.2
コーナン商事(連結) ▲ 2.6 ▲ 6.4 4.1 0
ジョイフル本田 2.9 ▲ 3.7 6.8 3.7
ナフコ ▲ 1.4 ▲ 6.3 5.1 ▲ 1.2
アークランドサカモト ▲ 9.1 ▲ 9.7 0.7
ビバホーム ▲ 9.0 ▲ 9.7 0.7
ケーヨー ▲ 6.7 ▲ 9.1 2.6 ▲ 7.1
ハンズマン ▲ 3.1 ▲ 6.0 3.1 ▲ 3.1
アレンザホールディングス ▲ 2.9 ▲ 4.8 2 ▲ 1.3
内HC事業 ▲ 2.9 ▲ 5.6 2.9 ▲ 1.7
ジュンテンドー(HC店舗) ▲ 4.1 ▲ 6.0 2 ▲ 2.7
イオン九州(HC業態) 0.2 3.6

提供元・DCSオンライン

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