10月後半に北海道の神仙沼へ行ってきました。 遊歩道の先にある自然の絨毯のような湿原や神秘的な空間、周辺のおすすめスポットを紹介します。
目次
神仙沼とは?
いざ、神仙沼へ!
他にもある!神仙沼周辺のおすすめスポット
服装などのポイント
神仙沼とは?
神仙沼は北海道の南西部、ニセコ連峰の麓に位置しています。道道66号線(通称:ニセコパノラマライン)の道中にあり、美しい景観を眺めながら車やバスで訪れることができます。(冬期はパノラマラインが閉鎖されるため事前に確認を!)
この沼は日本ボーイスカウトの生みの親、下田豊松氏らによって発見され、その幻想的で神秘的な景観から「神仙沼」と名付けられました。
いざ、神仙沼へ!
今回私が訪れたのは、10月後半の夕方16時ごろ。日が暮れると一気に暗くなるため、日没前に行かれることをおすすめします!

こちらが神仙沼へ続く遊歩道の入口。樹々が生い茂る中に設けられた木製の道を進んでゆきます。かぶれる恐れがあるため、蔦漆には触らないよう気をつけてくださいね。

迷路のような細い道が続きますが、所々で目印となる看板があるので迷う心配はありません!途中からスロープとなだらかな階段に分かれており、それぞれ徒歩15分ほどで開けた湿原に出ます。ここまで来れば、神仙沼はもう目と鼻の先です。

ここから先は、まるで自然の絨毯のように湿原が広がっています。遊歩道の周りには夕日に照らされた植物群が黄金色に輝き、秋の空気を目と身体で感じることができます。 個人観光客も少ないので、落ち着いた雰囲気で自然を楽しむことのできるスポットです。湿原の入り口からは徒歩3分ほどで神仙沼へ到着します。

湿原を抜けた先にひっそりと姿を現す神仙沼。赤エゾマツをはじめとした高山植物に囲まれ、名前の通り、神々や仙人が住んでいるかのような神秘的な空気に包まれています。風景に見入って想像を膨らませているうちに、時間が経つのを忘れてしまいそうです。とても落ち着いた雰囲気なので、時が止まっているようにさえ感じます。

風のない晴れた日には対岸の木々が水面に映り込み、その美しい景色が見る人の心を奪います。この日、すでに紅葉の見頃は終わっていましたが、鏡のような風景に心が洗われる心地がしました。時期が良ければ赤や黄色に色付いた秋の彩りを見ることができます。