【愛知】三河湾スカイライン／県道525号線 〜 三河湾を望みながら走れるスカイライン〜[バイク・車でツーリングしたい日本百名道・No.56]

目次
道の概要
お薦めのシーズン

道の概要

三ヶ根山（さんがねさん）スカイラインから連なる『三河湾スカイライン』は、国道23号線の幸田町深溝から国坂峠に至る延長17.6kmの元有料の観光道路。遠望峰山（標高436m）、五井山（標高454m）の山々の尾根を縦走し、ところどころで三河湾が一望できる。2006年2月から無料化され、正式名は「愛知県道525号蒲郡環状線」になったが、『三河湾スカイライン』の名称は愛称として残された。

（画像＝『Moto Megane』より引用）

三ケ根スカイラインは現在も有料道路で３つの展望駐車場が維持されているが、三河湾スカイラインの方は無料化に伴って、すべての展望駐車場は閉鎖され安心して眺望が楽しめる場所はなくなった。一番人気だった遠望峰山展望台の入口は閉鎖され、展望台施設も取り壊されてしまった。何とか展望のいい場所から撮影できるのは、幸田側に近い直線部分の脇にわずかな路側帯があるくらいだ。昼間はいいが夜はとても危険なのでやめた方がいい。

（画像＝『Moto Megane』より引用）

また、路面状況も無料化によって整備があまりされていないようで、デコボコの舗装路面、ガードを越える雑草などによって、走行には充分に注意が必要で、高速走行はやめた方がよいだろう。この道路の魅力だった、景色と走行の両方が現在では失われてしまったと思われる。該当自治体は現状では近くにある有料の三ケ根スカイラインをメインに考えているようであるが、観光資源としてこの道路をどう生かしていくか、今後の対応を期待したい。

有料道路が無料化すると、管理面・安全面・環境問題（ごみなど）で駐車場が閉鎖されるケースが多い。そのためせっかくの素晴らしい道路の魅力が薄れてしまうのはなんとももったいない。これなら料金を少額にして有料化を維持し、周辺の走行環境を整えるような運営をして欲しい気持ちになる。

お薦めのシーズン

（画像＝『Moto Megane』より引用）

1. 年間を通して楽しめる。夜景も美しい。