タカバも顔見せ

再開後、今度は手持ちで構えていた沖田さんにアタリ。サオが一気に持っていかれるほどの強烈な一撃に興奮ぎみ。しかし、次の瞬間まさかのフックオフ……。気を取り直して再開すると、またまた沖田さんのサオにアタリ。今度はしっかりフッキングするも、サイズはいまいちとのこと。上がって来たのは50cmほどのタカバ。十分のサイズだし高級魚なのだが……。

エサ取りらしきアタリは時折あるものの、鏡のような海面と同じく静かな時間がすぎる。

船でのイカ泳がせ釣りで98cm13kg頭に良型アラ(クエ)2尾堂々浮上タカバも顔見せ(提供:週刊つりニュース西部版APC・藤井貴之)

堂々の本命アラ98cm浮上

睡魔と戦っていた6時45分ごろ、またまた隣の中島さんに強烈なアタリ。今度は本命らしく、なんの前触れもなくいきなりサオ先が海面に突き刺さった。必死にサオを立てようとしている中島さんのフォローに入り、2人でなんとかサオを起こしたが、魚は穴に入ってしまったようだ。万事休すと諦めかけた瞬間、魚が動きだした。サオを立てたまま電動リールのパワーに任せて巻き上げる。底を切ると大した抵抗もせず浮いて来た。

先ほどよりサイズアップの98cm13kgの本命アラ。一日に2尾も良型を上げた中島さんは、憔悴しながらも大満足の表情。

船でのイカ泳がせ釣りで98cm13kg頭に良型アラ(クエ)2尾堂々浮上サイズをものにした中島さん(提供:週刊つりニュース西部版APC・藤井貴之)

記念撮影を終えて狙い続けるも、その後は反応もなく、エサのイカもなくなったため、8時に納竿。

結果、私は釣果を得ることができなかったが、良型アラの上がる貴重な瞬間に居合わせることができた。次こそ自分の手でアラを釣り上げたいと思う。

船でのイカ泳がせ釣りで98cm13kg頭に良型アラ(クエ)2尾堂々浮上当日上がったアラ2尾(提供:週刊つりニュース西部版APC・藤井貴之)

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<週刊つりニュース西部版APC・藤井貴之/TSURINEWS編>

▼この釣り船について
石津釣具・かもめ丸
出船場所:長門市・野波瀬漁港
この記事は『週刊つりニュース西部版』2022年8月19日号に掲載された記事を再編集したものになります。
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