二次流通市場で取引されるスニーカーには、未だ多くの偽造品が流通している。特にフリマアプリからの購入では、真贋判定が困難な状況だ。

そんな中、スニーカー・ストリートファッションアプリ「UNSTREET(アンストリート)」は、アプリ内でAI画像鑑定を用いて真贋鑑定したスニーカーを売買できる“CtoCフリマ機能”をリリースした。

AI画像鑑定でフリマアプリでもスニーカーの真贋鑑定が可能に

UNSTREETは15万ダウンロード(iOS&Android)を超え、多数のユーザーが利用しているスニーカー・ストリートファッションメディアサービスだ。

今回、これまでのスニーカー・ストリートファッションの最新情報発信・通知機能に加え、新たに“CtoCフリマ機能”を追加した。

この機能は、真贋鑑定アプリ「CheckGoods(チェックグッズ)」との提携により誕生したもの。出品された商品画像をAIがデータベース内にある膨大な正規品データ・偽造品データと照合することで鑑定を行う。その速さはたったの「約5秒」だというから驚きだ。

ユーザーは購入前にこのAI画像鑑定を行い、基準に達した商品のみを購入できる。さらに取引開始前にはCheckGoods所属の鑑定士が目視でもチェックを行い、真贋鑑定を行うという。

ユーザーが安心・安全に取引を行うための仕組みを整備

今まで鑑定においては、鑑定士個々人のスキルや知識が必要とされてきた。しかし様々な工場で大量に作成されているスニーカーでは、製造時の個体差が存在する。そのため、偽物が本物と鑑定されてしまうことが多々あった。

UNSTREETでは、CheckGoodsのAI画像鑑定を用いることにより、鑑定者個人のスキルに依存せず、また大量の取引があっても安心して売買を行える環境を整えるという。

さらに同アプリでは、すでにアイテムに紐づいた“欲しい”データを200万件以上、“持っている”データを20万件以上所有している。欲しいユーザーと、もう手放しても良いユーザーをマッチングさせることで、無駄な出品がない成約率が高いフリマサービスを提供する。

購入希望者はこれまで手に入らなかった一足を鑑定を通して購入でき、販売者はもう履かない一足を簡単に売ることができる。新たな機能を追加したUNSTREETのサービスは、今後、安心・安全にスニーカーを売買する上での一つの選択肢になりそうだ。

(IKKI)