みなさんこんにちは。
フラッグシップの上野です
これまでオートバイ用アパレルのお話をしてきましたが
一旦息抜きしましょ!!
てなことで、今回は少し話題を変えて、私の所有物から考察した〝魅了する物〟についてお話ししたいと思います。
メーカーの本気と原点
私の所有するバイクはヤマハさんのWR250R。
オフロードのYZF-R1を標榜して開発した、渾身のトレールモデルですね。
この車両の開発は排ガス騒音規制がちょうど厳しくなった時。
近接騒音が一気に厳しくなり、嘘か誠かエンジンを掛けていなくても車両によってはバイクを押した時のチェーンの音で騒音規制に引っかかるとの話も耳にしました。
この頃から車両によっては騒音への苦肉の策としてエンジンから発する騒音を少しでも軽減するため、樹脂カバーが付けられています。
噂でヤマハさんから新しいトレールが発売されるらしいという話は発売前から耳にしていたのですが、これら排ガス騒音規制からかなり開発には難航したそうですね。
発売された当時、海外のトップライダーが集結するエンデューロレースに鈴木健二選手(元ヤマハファクトリーのモトクロスチーム監督、現エンデューロライダー)がWR250Rで参戦。重量やパワーで有利なレーシングマシンを相手に善戦し、会場を大いに沸かしたこともありました。
それぐらいヤマハさんの本気が詰め込まれたマシンなんです。
ホンダさんが世界に誇るスパーカブ50cc(修理中につき写真なし)。
飽きることがない、バイクの原点ですね。
エンジンの頑丈さは目を目を見張るものがあります。燃費も良くて、たまにいつガソリンを入れたのかわからなかったりします(笑)。
魅惑の海外ブランド
それ以外のお気に入りは
・ハスクバーナーさん 380mm・一丁。
・ハスクバーナーさん 2サイクル 38cc。
ん? 一丁? 38cc? と思われかもしてません。
はい、実はですねこれなんです。
このハスクバーナーの斧とチェーンソーなんです。
ブレードカバーにもあのロゴが!!
実はハスクバナーは銃の製造メーカーから始まりました。
なのでメーカーのロゴマークの形が銃口と照準をデザインしたものとなっています。
ミシン・自転車・オートバイ製造・エンジン開発・家電・芝刈り機や、チェーンソー等々を製作していました。しかし、銃の製造は終了。ミシンは別会社に移管しました。
現在はチェーンソー・芝刈り機等の農林・造園機器・建設機械がメイン。
ことオートバイ製造部門は波瀾万丈で、初めは同じグループで生産してました。
しかし、1986年にカジバへ売却。
2003年にはアグスタから株式を買い戻したものの、2007年にはBMW傘下に加入。
そして2013年にはKTMに売却し現在に至ります。
所有する会社がころころ変わるブランドでもあります。
ですが、オートバイ自体はどの時代もストイックなマシーンが多く、非常に面白い物づくりをしてますよね!!
所有会社は変われどスピリットは変わらずみたいな。
ヴィットピレン、スヴァルトピレンを最初に見た時はたまげましたよ……。
このデザインとコンセプトで実際に発売までしてしまったのですから。
こう言うのって調べていくと面白いですよね。
例えば ランボルギーニは最初、軍の払い下げ品のトラックを改装して、民生用トラックとして売っていたり、トラクターを作ったりしていたみたいです。このトラクターで財を成して、ある出来事からフェラーリへの反骨精神が芽生え、スポーツカー事業を立ち上げました。エンブレムの猛牛はフェラーリの跳ね馬に対抗していると言われています。