アプリの機能強化でDXを推進
また、DX(デジタルトランスフォーメーション)を通じた「新しいCV+D+A」の提供に取り組む。その軸となるのがPPIHのグループ各店舗で使用できるアプリ「majica(マジカ)」だ。登録会員数は22年7月に1000万人を突破。今後はさまざまな機能をマジカに集約する。個々人に合わせた情報発信やクーポンの配布などで顧客体験の向上を図るほか、商品情報や在庫有無の検索、口コミ投稿などのサービスを付加し、「新しいCV+D+A」の中核ツールとして活用する方針だ。

(画像=Z世代をターゲットにした「キラキラドンキ」(22年7月取材時に撮影)、『DCSオンライン』より引用)
Z世代をターゲットにした「キラキラドンキ」(東京都江東区)や寿司専門店の「鮮選寿司」(香港)など、国内外で新業態の開発にも注力しているPPIH。店舗・商品ともに独自化を進め、アプリによる顧客体験の向上にも取り組む同社は、新たな中長期経営計画のもと、さらなる進化を遂げようとしている。
提供元・DCSオンライン
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