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YSS装着マシンが、カスタムマシンの超絶レース
テイスト・オブ・ツクバで激勝
さる5月、日本のみならず海外からも注目を浴びるレース『テイスト・オブ・ツクバ(TOT)』が開催された。同レースを走るマシンは、市販車を改造したもの。馴染み深いバイクに、超ハイレベルなチューニングが施され、その様相はさながらカスタムマシンのバトルロイヤル。バイクを見ているだけでも楽しく、日本で最も観客を集める草レースともいわれる。TOTにインスパイアされ、ヨーロッパでも同様なレースが人気急上昇なのだ。
そのTOTに、注目のサスペンションメーカーYSSが参戦。自社で製作したZ900RSレーサーと、旧車カスタムの名手アゲインとのコラボチームでエントリーしたCB500Fの2台が、それぞれのクラスで優勝を飾った。人気が過熱し、草レースとしては異常なまでに高いレベルで争われているTOT。ライダーとマシンのパフォーマンスが高次元でバランスしていなければ、このレースに勝つことは不可能。ここでの勝利は、YSSの性能の高さを証明しているといえるだろう。
ユーザー第一主義のYSSのフォロー体制 一般ユーザーもレーシングレベルのサポートを受けられる
レースの世界でも多くの実績を持つYSS。だがレース活動を行う理由は、製品の優秀性をアピールすることを第一義には置いていないのだという。使用条件が過酷なレースは、製品のテストや技術の蓄積には最適。実戦を経て獲得した技術を、ユーザーにフィードバックするためのレース参戦なのだ。また、レースのエントラントにもYSSユーザーは多く、そのユーザーをフォローするためにレーシングサービスを展開。
レーシングサービスとは、レースの現場にYSSのスタッフが出向き、ユーザーをサポートすること。セッティングのアドバイスやトラブルの対処だけでなく、サーキットでショックユニット分解し、ダンパーなど内部のモディファイを行うこともある。国内バイクレースの最高峰、MFJ全日本ロードレース選手権では全戦レーシングサービスを展開。他に鈴鹿8耐やTOTといったレースでも、YSSユーザーをサポートしている。
YSSのレーシングサービスは手厚い。だが、レースは自分に関係ないし……と考えるのは早とちり。レースユーザーのみならず、YSSユーザーであれば誰もが同レベルのサービスを受けることが可能なのだ。
例えば、先に紹介したCB500Fレーサーのリヤショック。このマシンはスイングアームがノーマルから変更され、フロントフォークも他車種から流用したもの。当然、ノーマル対応の部品は装着できない。そのため、ほぼワンオフ製作されたリヤショックとフォークアップグレードキットが使用されているのだが、全く同じ仕様のパーツを誰もが購入可能。また、自分のバイクに合った、ワンオフサスペンションパーツの製作にも対応してくれる。もちろん、アフターフォローも万全だ。
サスペンション自体の性能の高さは勿論のこと、こうしたフットワークの軽さ、そしてユーザー第一主義のサポート体制こそが、YSSサスペンションの大きな魅力なのだ。