フェラーリ本社は2022年6月11日、「296 GTB」 が名誉あるカー・デザイン・アワードのプロダクションカー部門を受賞したと発表した。
この賞はイタリアの雑誌「Auto & Design」が1984年に創設した賞だ。授賞式は、ミラノ・デザインウィークの一環として、名高いADIデザインミュージアムで6月10日に開催されている。
カー・デザイン・アワードは、カー・デザインの進化に大きく貢献したプロジェクトに贈られる。この賞のウィナーを選ぶ審査員は、「Auto & Design」誌を含む国際的な主要自動車メディアから選ばれた権威ある11人のジャーナリストで構成されている。
プロダクションカー部門の最高賞にフェラーリ 296 GTBを選出した理由について審査員は、「これほど美しく有機的なフォルムを生み出し、同時に、現在のすべての法規制に適合させ、信じられないほど高いレベルのテクノロジーと性能を持つモデルに仕上げたことは、実に驚くべき功績だ。フェラーリ 296 GTBのデザインには、1960年代の伝説的なスポーツ・プロトタイプ・レーシングカーが息づいており、最終的に、クラシックなデザイン言語を現代的に再解釈した見事な作品となった」と評価している。
296 GTBは、フェラーリが誇るミッドシップ・エンジンの2シーター・スポーツ・ベルリネッタのコンセプトを進化させ、フェラーリにとっても革命なモデルだ。バンク角120度のまったく新しいV6エンジンを導入し、これとプラグイン(PHEV)モーターの組み合わせ、最高出力830psものパワーを発生する。
そのため、ステアリングを握る楽しさという概念を書き換え、限界域を攻める時だけでなく、日常的なドライビングでも、純粋な感動を味わえるエキゾチックなモデルとなっている。
提供・AUTO PROVE
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