穴釣りのエサ

さらに移動を続け、日没の30分ほど前に今日の釣り場を定め釣り再開。今回は竿2本を用意。1本は置き竿、もう1本は手持ちで探り釣りに。

エサはアジの身エサ、イカの短冊、オキアミを用意。いくつかエサを用意し、反応の良さを比較するのも良いだろう。比較的貪欲な魚の多い根魚なので動物性の物なら割となんでも釣れる。やる気のある個体がいれば昆虫とかでも釣れるので、エサ切れの際は慌てずに周囲を見渡してみよう。

福井での穴釣りで37cmキジハタ手中 カサゴは20cm頭に2桁釣果
(画像=根魚は貪欲に様々なエサを食べる(提供:TSURINEWSライター永井航)、『TSURINEWS』より 引用)

堤防やテトラを歩くカニはもちろん、フォルムやその素早さのため捕獲に若干の難があるフナムシは大人気。普段から落ちてくるカニやフナムシを食べている個体もいるはずだ。見慣れたエサには無警戒に飛びついて来て入れ食いになることもしばしば。

身エサも作ってしまえばコストは抑えられる。一般的にはサバやサンマがメジャーだが、ルアー釣りでスレ掛かったコノシロ、夏の痩せ細った微妙なサイズのサバ、ソーダガツオなどリリースしているその魚は身エサにできるのだ。機会があればそれらについても解説したい。

回収時にヒット

まずは手前から。と岸壁際にエサを落としいくと早速ヒット。リリースサイズながらカサゴ。ここの釣り場もしっかり釣れそうだと思い。少し離れたテトラに。手持ち竿で転々とある目ぼしい穴に潜んでいた何匹かのカサゴを釣り上げたところで水分補給。陽が落ちて風があるとはいえ、まだまだ暑い。

福井での穴釣りで37cmキジハタ手中 カサゴは20cm頭に2桁釣果
(画像=カサゴキャッチ(提供:TSURINEWSライター永井航)、『TSURINEWS』より 引用)

手持ち竿で遊んでいる間にすっかり忘れさられていた置き竿もチェック。竿先を動かさないように竿を持ち、居食いしていないか糸を指で弾いてチェックするも不発。

別の穴に場所を変えようと回収をし始めるとすぐにドスンと音がするような重いアタリ。飛び出しかけた「ウ、ウワァ」という情けない声をなんとか飲み込みスプールを抑えるも、狭いテトラの隙間を竿先が振り子時計ように暴れている。釣りの特性上、このまま魚にやらせる訳にもいかないので強引に引き摺り出すと勢いそのままにスポーンと抜きあげ。