カメラとマルチタスクを強化した「Galaxy Z Fold4」
Galaxy Z Fold4は縦に長い短冊形の本体を折りたたむスマホ。カラーバリエーションはグレイグリーン/ファントムブラック/ベージュの3色。サムスン公式サイトでは限定色のバーガンディと1TBのストレージ容量をオプションとしてそろえる。

本機は大画面のデバイスにグーグルが仕様を最適化した「Android 12L」を搭載する。メインのディスプレイは7.6型の有機EL。1Hzから最大120Hzの可変リフレッシュレート対応のほか、ピーク輝度は1000nitsを達成。Sペンによるディスプレイへの筆記入力をサポートする。

現行モデルのGalaxy Z Fold3よりも本体を展開した時の縦横サイズがコンパクトになった。質量も8gほど軽くなっている。
本体外側のカバーディスプレイは6.2インチの有機EL。こちら側も最大120Hzの可変リフレッシュレート表示に対応した。

もう一つ、現行モデルから大きく変わったのはカメラ。リア側のメインカメラは同じトリプルレンズ仕様だが、広角カメラのセンサーを1200万画素から5000万画素に強化した。明るく高精細な写真撮影が楽しめる。
望遠カメラはイメージセンサーが1200万画素から1000万画素になっているが、代わりに光学ズーム比率を2倍から3倍に強化している。本機もSoCをクアルコムの「Snapdragon 8+ Gen 1」として、デジタルイメージングによる体験価値を高めている。
グーグルとマイクロソフトとの協業で、大画面を生かしたマルチタスク操作が進化した。ChromeブラウザやGmailなどのグーグル純正アプリ間でドラック&ドロップによる操作ができるようになり、アプリ間でリンクや画像を素速くコピー&ペーストできる。Google Meetアプリでは、ビデオ通話中の相手とYouTube動画を一緒に見たり、ゲームを楽しむことも可能。マイクロソフトのOfficeSuiteとOutlookはより多くの情報を画面に表示し、コンテンツの操作が素速く行えるようになる。

Z Flip4、Z Fold4ともに本体はIPX8等級の防水仕様。ディスプレイ側には強化ガラスのGorilla Glass Victus+を採用する。
今回はデザイン面での大幅な変更はなかったが、どちらのモデルも本体の強度を高め、二つの画面を生かせる機能と体験を一段とブラッシュアップしてきた。本体を折り畳めることのメリットを継続的にアピールしながら、プレミアム価格帯のスマホの中で存在感を打ち出せるのか。新しいGalaxyシリーズの展開に注目したい。(フリーライター・山本敦)
提供元・BCN+R
【関連記事】
・乗り換えたい新料金プラン、1位はNTTドコモの「ahamo」
・【申請編】マイナンバーカードを作ろう! 自撮り向きスマホで顔写真を撮って申請
・マスクの一時置きにピッタリ! 抗菌・おしゃれな「マスクケース」まとめ
・改悪続くクレカの還元 キャッシュレス決済の本命は即時決済?
・デキる人はこう使う! ビデオ会議で差がつく「Zoom」の超便利テクニック