サッパの釣り場での下処理
ハリ掛かりしたサッパは、そのままクーラーに収めて海水を少し加える。ここで裏ワザ。釣り場を後にする際、さらに海水を注ぐ。
次にクーラーごと揺さぶり、海水を入れ替えるように洗えば滑りやウロコが少しは取れる。
自宅での下処理
持ち帰ったサッパはシンクに移して水洗い。釣り場である程度の滑りとウロコが取れているため、さほど手間はかからない。
まずはウロコを剥いで頭とワタを取る。ワタを取る際も裏ワザがある。腹の部分を軽く摘まむだけでワタが「グニュッ」と出てくるので試してみよう。
骨切り
次の工程は骨切り。ここが今回のポイントになる。下処理を終えたサッパをまな板にのせ、片面だけ2~3mm幅で包丁を入れていく。包丁が中骨に届けばOK。骨切り音が「ジッジッ」と鳴るはずだ。
片栗粉をまぶして揚げる
骨切りのあとは片栗粉をまぶし、食用油で揚げていく。油の温度は魚投入時で170℃くらい。気泡が落ち着くにつれて150℃ほどに落とし、泡が小さくなるまで揚げていく。
油を切りながら味付け
最後の工程は味付け。塩コショウがシンプルで美味しい。この時、冷めてから塩コショウを振るよりも、熱いうちに行ったほうが味も馴染みやすい。
保存方法は2通り
余った分の保存方法は揚げたあとと、揚げる前の2通りある。揚げた後はキッチンペーパーなどで油をしっかり切り、冷ましてから冷凍庫へ。食べる時はオーブンレンジで2~3分温めるとサクッと感が戻る。
一方、揚げる前は片栗粉をまぶした状態で冷凍。食べる直前に冷凍庫から取り出し、凍ったまま揚げる。その際は冷たい油の中に魚を入れ、一緒に加熱する「コールドスタート」がいい。
<松田正記/TSURINEWSライター>
提供元・TSURINEWS
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