イカ泳がせでアラ浮上
船の後方で何やら歓喜の声が聞こえました。私は船首にいたため、何が起きているのか分かりませんでしたが、「アラが釣れたー」との声に見に行ってみると大きなアラの姿が!7kgはあるようです。中山さんがイカ泳がせの1投目でゲットしたそうです。
こんな浅瀬にあんな大きなアラがいるんだ!と、夢が膨らみます。今回はチャーターだったため、私もイカ泳がせの仕掛けを準備してきていました。イカ釣りが落ち着いたころに挑戦しようとのんびりしていましたが、7kgのアラを見て急いで準備!
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泳がせにちょうど良いサイズのイカを釣って、早速ハリに付けました。仕掛けを投入し、ラークにサオを固定したら海中にイカを投入。イカメタルをしながらサオ先を見ていると、魚がガンガンアタっているようですが、なかなかグーッと入りません。上げてみるとイカがきれいになくなっています。何度かイカを付け直して投入すると、毎回アタリはありますが、なかなか食い込みません。
すると、またまた中山さんにアタリがあり、上がってきたのはまたまた良型アラのようです。
念願のアラキャッチ!
私も絶対釣りたいとエサになるイカを釣って投入。そして、その時が突然きました。コツコツとアタった後、グググーッと食い込みました。アワセを入れるとゴンゴンとした激しいアタリ。ゆっくり慎重に巻き上げます。マダイや青物でもないゴツゴツとしたアタリ、期待せずにはいられません。
そして魚体が浮き上がってきました。タモ入れをしてくれた上司の釘抜さんが「アラよー」という声に思わず「やったー」と叫びました。中山さんのアラよりもひと回り小さいながらも、大きな口をしたアラが私のもとにも来てくれました。
このころには、イカの活性がかなり落ちていたので、もう少し早く泳がせ釣りを始めていればもっとアラが釣れていたかもという後悔もありましたが、とにもかくにも船中3尾のアラが上がったことに驚きました。
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最終釣果
その後、イカの活性は落ち潮がまた速くなってラインが斜めに出て底取りが難しくなったので、午前0時30分ごろ納竿となりました。
今回、土井さんと中山さんは夜焚き初挑戦でしたがたくさん釣っており、中山さんはイカとアラ2尾という素晴らしい釣果でした。
釘抜さんは、なんと圧巻の177尾、私は100尾にあと一歩届かず98尾。下瀬さん、松永さん、土井さんもたくさん釣っており、満足のいく釣果となりました。
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この記事は『週刊つりニュース西部版』2022年8月5日号に掲載された記事を再編集したものになります。
緊急事態宣言は解除されましたが、外出については行政の最新情報を確認いただき、マスクの着用と3密を避けるよう心がけて下さい。一日も早く、全ての釣り場・船宿に釣り人の笑顔が戻ってくることを、心からお祈りしております。
文・週刊つりニュース西部版 福岡市・赤堀 泉/TSURINEWS編/提供元・TSURINEWS
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