目次
道の概要
お薦めのシーズン

道の概要

中国地方最高峰1729mの大山(だいせん)を回る県道30号、34号、45号、158号を大山環状道路と呼ぶ。山体の大きい大山は周囲からいくつもの登山道路が走っているが、走り応えがあるのは日本海側からの入り口となる地蔵峠から鏡ヶ成、蒜山(ひるぜん)大山道路から鍵掛峠を経由して大山寺付近までの区間。その間大山は南壁の荒々しい姿から伯耆富士とよばれる美しい山様に変化していく。

【鳥取】大山(だいせん)環状道路 〜 中国地方最高峰を周回するタイトコーナーの森林道路〜[バイク・車でツーリングしたい日本百名道・No.75]
(画像=『Moto Megane』より引用)

周辺には大山広域農道、大山道路と呼ばれ松並木が美しい県道24号、県道52号などがあり、どれも大山を眺望しながら快走できるお薦めの道。また、蒜山ICを出て国道482号を東に向かい、スポーツ公園を起点とすく県道422号は北海道並の牧場と畑の中を走る直線道路が中心の道路でお薦め。さらに蒜山大山スカイラインまでオートバイを走らせれば、高速ワインディングが楽しめるルートとなる。

【鳥取】大山(だいせん)環状道路 〜 中国地方最高峰を周回するタイトコーナーの森林道路〜[バイク・車でツーリングしたい日本百名道・No.75]
(画像=『Moto Megane』より引用)

圧巻は鍵掛峠からの大山南壁の景色。西側からは別名『伯耆富士』(ほうきふじ)と呼ばれおだやかな形状をしているが、南壁はまるで違う山で屏風のような切り立った崖が目の前に現れる。紅葉シーズンの周辺は大渋滞となり、峠の駐車場は常時満車になるので早朝を狙うしかない。鍵掛峠から先の道路はやや狭くなりブナの樹林帯の中を走るヘアピンの連続で、相当なテクニカルルートになる。なお、2022年8月現在、環状道路は災害復旧の整備があちこちで行われている。一方通行区間もあるので注意が必要。しかし、そのおかげで、一部区間の拡幅や路面状況は劇的に改善され、走りやすくなっている。秋に向けて楽しみな道路だ。

お薦めのシーズン

【鳥取】大山(だいせん)環状道路 〜 中国地方最高峰を周回するタイトコーナーの森林道路〜[バイク・車でツーリングしたい日本百名道・No.75]
(画像=『Moto Megane』より引用)
  1. 新緑の季節から紅葉が見頃を迎える秋口まで。とくに鍵掛峠の紅葉は中国地方屈指の美しさ。