みなさんは、釣りをしていて記憶に残るような不気味な体験などしたことありますか?筆者はあります。夏の夜にナイトゲームをしていた時の出来事です。しばらくは、ナイトゲームは避けようかと思ったくらいトラウマとして記憶に残っています。今回はその時の「夏の夜の怪事件」をお話ししたいと思います。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター奥田綾一)

都市河川で夜釣り

私は自宅から近い都市型河川の河口エリアでナイトゲームをしていました。都市型河川なので、住宅やビルの灯りが入り真っ暗ではありません。しかし、夏は草木が大いに茂ってそれが独特の気味悪さを演出していました。

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(画像=都市型河川河口エリアでナイトゲーム(提供:TSURINEWSライター奥田綾一)、『TSURINEWS』より引用)

水辺まわりはウッドデッキのような構造になっています。いつものようにポイントに入ると、荷物を一箇所にまとめて陣取りました。

シーバスの気配なし

他にアングラーはいなくて、人的なプレッシャーはあまりない状況です。人が少ないのはうれしいですが、夜は少し薄気味悪さを感じますね。水辺を観察してみると、小魚らしきベイトは水面付近にたくさん見えます。あちらこちらで、時々ぴちゃぴちゃと跳ねているようでした。

しかし、シーバスが捕食している様子は見えません。小魚の群れの下にでも付いてるのかと思って、下のレンジをトレースしてもまったく反応がありませんでした。

不思議な影と気配

私はルアーをチェンジすることによって、レンジ、アクション、スピードを変化させて反応する魚がいないかどうか探ってみようと思いました。そして、タックルチェンジをする時に、荷物場あたりで不思議な影を見かけました。

でも、その時は目の錯覚程度にしか思っていませんでした。レンジを変えたり、スピードやコースを変えたりしながらトレースしてもまるで反応がありません。高水温の影響でシーバスは入ってないのだろうか……。

そう思いながら、水分を取るために荷物の所へ戻ると、そこには何かがいるような気配を感じました。