実際にサスティナブルなファッションについてはどう考えるか
つまりは古着についてどう考えるかという消費者庁の大規模調査です。こちらは去年。
服を買うときになると

環境に配慮しているかどうかを気にするのは1.7%しかいません。つまりアパレルメーカーがそこを日本人にアピールしてもまったく響かないということになります。
SDGsといえば古着ですが・・・年齢が上がるほど古着に対して強い抵抗感を示します。若い人はそうでもない。

日本の文化としては江戸時代は古着屋が圧倒的に多く、庶民は新品の着物を買うことはほとんどなかったわけですが、やはり高齢になると相当な抵抗がある。わたしはそうでもないのでたまにメルカリで買ってます。
で、昨日、国内の伸びが止まったとされたメルカリですが、コレを見ますとまだまだ服を出品する人は少ないようです。

フリマアプリやリサイクルショップで売るのは10%前後しかいない・・・・が、これにはからくりがあり、メルカリでもラクマでも、「ブランドがあるものは売れるがそうでないのは売れない」という鉄則があり、全体の中でブランドがしっかりしているものは10%程度かなあと考えるとまあ致し方ないかなと考える次第であります。
データから読み解くと、日本でアパレルやるならSDGsとかエシカルなどアピールしてもほとんど意味がなく、価格競争をするつもりがないのなら「デザイン」や「着回しのしやすさ」をアビールしろということになり、そうすると価格、着回しのしやすさで他を圧倒的に凌駕するUNIQLO一人勝ちの様相が見て取れるわけです。
いまのように感染対策、感染対策とマスコミと政府が先進国で唯一がなり立てて経済のマインドを下げていると、これからエラいことになってくると思う次第です。
編集部より:この記事は永江一石氏のブログ「More Access,More Fun!」2022年8月8日の記事より転載させていただきました。
文・永江 一石/提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
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