道の概要
日南フェニックスロードは、宮崎市の堀切峠と都井岬を結ぶ国道220号と国道448号、都井岬へ向かう県道36号(協力金100円)の総称で、かつてはハネムーン街道と言われた時代もあった。そのほとんどが海岸沿いのルートで、名前のとおり沿道にはフェニックスやワシントン椰子などの南国情緒感じる木々が植えられている。
この道には、北側のシーガイアを含む宮崎リゾートの中心を走る一ツ葉道路と宮崎南パイパスから走りはじめるのがお薦め。フェニックスが並ぶ道路は、外国リゾートを思わせる大変美しい片側2車線の快走路だ。
フェニックス道路は展望台のある掘切峠からスタートする。沿道には、鬼の洗濯板の青島、モアイ像のサンメッセ日南、鵜戸神社や日南市のJR「あぶらつ」駅のプロ野球広島CARP仕様の駅舎も面白い。道の駅南郷から南も美しい海岸道路が続き、特に石波海岸を眺望する景観スポットは日本の渚百選にも選ばれた絶景地だ。サーフスポットの恋ケ浦など多くの観光地をつなぎながら都井岬に向う。
現在堀切峠トンネルをはじめショートカットするトンネルができているが、美しい岩石海岸や砂浜が続く旧道の海岸線を走ろう。海岸線の道は、天気によってその印象が大きく変わる。やはり快晴の中を走るのが素晴らしいので、天気予報を把握してツーリング計画を立てたい。
南端にあたる都井岬には野生の馬が放し飼いにされている。馬は意外と人に慣れていて思った以上に近づくことができる。牧場の丘に登れば草原の先に太平洋と大隅半島が一望できる絶景ポイント。朝日も夕日も楽しめるスポットである。終点の都井岬灯台前の駐車場でこの日のツーリングを振りかえよう。
お薦めのシーズン
- 夏は海水浴客で混雑するため、春と秋に行くのが良い。