道の概要
合掌造りで知られ、世界遺産に登録された白川郷と、霊峰白山の北側を越えて石川県白山市に至る山岳ワインディングロード。かつては白山スーパー林道と呼よばれていたが、2015年に白山白川郷ホワイトロードへと名称変更がなされた有料道路である。路面状況、林道内の観光スポット、距離等を考えると、この値段に見合った道路と言えるだろう。
紅葉の時期が最も美しい景色を見せてくれるが、10月中旬の休日には、開門8時前の料金所に2~300mの渋滞車列ができるので覚悟しよう。
白川郷城山展望台近くからスーパー林道に向かい、料金所を過ぎると一気に白川郷展望台まで駆け上る開放的な道路。ヘアピンと直線路が連続する走り応えのある道が続いている。そこから三方岩までは断崖を切り裂いた道を走るため、災害復旧工事が頻繁に行われている。三方岩周辺は紅葉の絶景スポットとしても有名だ。
石川県側は蛇谷渓谷沿いを下って(登って)いく。有名なふくべの大滝、道路から徒歩30分以上の秘境の湯など、観光地としての魅力は石川県の方がある。
二輪は通行禁止なので、バイクツーリングとしては白川郷を起点に国道156号の南と北の区間がお薦めだ。北上すると五箇山を通り、庄川沿いの美しい渓谷を眺めながら富山県の砺波市に至る。南に下ると、ロックフィル式の御母衣ダムを経由して今注目の高原リゾートひるがの高原を走る爽快な道となっている。長良川沿いに南下して郡上八幡を通り、そのまま濃尾平野に向う。東海北陸自動車道の開通で国道の走行車両が激減し、ツーリングにはもってこいの渋滞のない素晴らしい景色の快走路になっている。
お薦めのシーズン
- 6月開通後の新緑の季節と紅葉が見頃となる10月。