閘門公園でテナガエビすくい
愛知県愛西市立田地区の閘門公園は木曽川と長良川が水路でつながっている場所で、途中に2カ所水門がある。この水門で両河川の水位を調節し、小舟が上手に通過できるようにする施設だ。
私がテナガエビをすくう場所は水門の下流、長良川側の大きなワンドの船だまり。ワンドの左岸側が階段状になっているので足場が良くて安全だ。
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テナガエビのすくい方と道具
釣行は5月19日。持ち物は市販のテナガエビ用のタモと一辺が直線になった目の細かいタモ、エビを生かしておくバケツとブクブク、ライフジャケットとヘッドライトを用意した。
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この場所のエビの捕り方は、暗くなるのを待って階段を降り、水面をライトで照らす。エビがいれば目がキラキラ光るので容易に発見できる。
当日も小型~中型はすぐにたくさん発見できた。中型までは目の細かいタモを縦にしてもう1つの網の柄で挟み込むことができるが、大型は知恵がついて人を感じると逃げてしまう。
すくうコツと注意点
遠くから光を斜めに入れ、エビを発見したら専用のタモをゆっくり沈めてエビの真上に持っていき、そのまま下ろしていく。タモに入ったのを確認しても、しばらくは動かさずエビが動き始めるのを待つこと。
このとき慌ててタモですくおうとすると逃げられてしまう。エビが暴れて網に絡むのを待ってゆっくり持ち上げる。決して慌てないこと、エビが自分で動くのを待つことがポイントだ。
そしてもう一つ、バスマンが夜釣りをしているときは、遠くの水面をライトで照らさないこと。バスマンは光を嫌う。近くの水面を照らすようにして一緒に楽しみたい。
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<週刊つりニュース中部版APC・日比野昭光/TSURINEWS編>
▼この釣り場について
船頭平閘門
この記事は『週刊つりニュース中部版』2021年6月11日号に掲載された記事を再編集したものになります。
提供元・TSURINEWS
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