千葉県富津市にある戸面原ダムのボート釣りが盛期に突入した。連日40~60枚の釣果で、さらに型も40cm級まで交じる。
戸面原ダムの概況
尺1寸クラスでも穂先が突き刺さるほどの強引を見せるので、思わずハリスを太めに交換したくなるうれしい悲鳴だ。盛期の釣りらしい本湖周辺で竿がよく曲がるので、舟着き場から至近なのもうれしい。同じ関東でも内陸地方よりも若干だが涼しいので、今期の夏休み釣行は戸面ベラとぜひ遊んでみてほしい。
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(画像=概況図(作図:週刊へらニュース伊藤さとし)、『TSURINEWS』より引用)
7月19日に降った大雨の影響で一気に水位が約1.6m上昇。24日はマイナス1m前後で落ち着いている。今後、夏空が続けば水位は一定ペースで下がるだろう。
高水温、若干の濁りなどで釣れているタナは浅く、チョウチンでは10尺竿前後がリミット。底釣りでもドン深ではなく15尺いっぱいまでが限界。長竿不要でアタリがもらえるので、かえって釣りやすい状況ではないだろうか。
ポイント
石田島周辺、岩盤、ブイ横、光生園下、落合、杉林など水深がある本湖方面の人気が圧倒的に高いが、塚山などの上流部でも釣果は出ている。逆に川筋の人気はイマイチで、これは例年の傾向。
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(画像=重い荷物も電動リフトでラクラク(提供:週刊へらニュース伊藤さとし)、『TSURINEWS』より引用)
水位が下がれば立ち木が多数現れるのでさらに本湖方面のポイントは広がり、上流部の魚影が薄くなると考えられる。しかし今回の集中豪雨のように水位が回復してしまうと、魚は再び上流部に移動するので、雨量と水位のチェックは小まめにしておきたい。
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(画像=オリジナルTシャツとステッカー(提供:週刊へらニュース伊藤さとし)、『TSURINEWS』より引用)
なお、長らく工事中だった事務所先の崩落箇所が復帰し、奥まで車が通れるようになった。気になるようであれば車で湖畔を一周して、モジリの有無をチェックするのも面白いかもしれない。