そもそも仮想空間ってそんなニーズあるの?

身も蓋もない話ではあるが・・・あなたは小説を読んだり、映画やアニメを観たりするときには

そもそも脳内の仮想空間で自己投影してんじゃないの?

ってことです。少なくとも自分は主人公と自分を重ね合わせていろいろ想像しながら楽しむ。自分が高校生の頃なら一番興奮したろうなと思う漫画がコレです。www

そもそも、読んだり観たりするときには脳内で仮想空間を作り出しているわけだから、わざわざそれをVRの機材付けて見たいかというと、そんなでもないのだ。もちろんゲームはコレでやった方がグラフィックが楽しめるものは当然あるし、空を飛びたいみたいな願望もあると思うが、自分はすぐ飽きた。

で、メタバースというのは単なる3Dではなくて他人と仮想空間中でコミュニケーションを取るものだが、別にコミュニケーション取るだけならアバターなんて取りにくいだけだし、本当にそこにニーズがあるならアメーバピグは終了してませんよ。

後出しじゃんけんでやっと言える「メタバースの波ってたぶん来ないよ」
(画像=『アゴラ 言論プラットフォーム』より引用)

まあ。自分もオッサンだから付いてこられないんだよと言われたらそれまでなのではあるが、メタバースとかNFTとかSDGsとかエコとかそういうのはオッサンがやってる企業から見るとなんだかついていかないと我が社は遅れてしまう!!的なものに見えるのだが、実際にはユーザーはほとんど気にもしてないと考えるわけです。

以上、データからの仮設ではなくて単なる個人の分析だから外れるかもしれないので本日は単なるエッセイです。

編集部より:この記事は永江一石氏のブログ「More Access,More Fun!」2022年8月8日の記事より転載させていただきました。

文・永江 一石/提供元・アゴラ 言論プラットフォーム

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